年が明けて1月25日(日)14時から山口県立大学講堂、桜圃会館にて
鷺流狂言の公演をいたします。大学の郷土文学資料センター主催で、今回で7回目。
入場は無料です。
この会は、私が大学院を修了する年にはじめさせていただきました。鷺流狂言が残存していると世に発表くださった、県立大学の前身、女子短期大学の先生であられた石川弥一先生が「山口に残存する鷺流狂言」を出されてちょうど50年の節目でした。
石川先生の功績を少しでも発表したい。先生に教えを受けた方々がお元気なうちにいろいろ話を聞きたいという思いもありました。
多くの新しい証言が出てきて、改めて今鷺流狂言が山口に、奇跡的に残されているということを実感しました。
それから毎年開催していただき、今回が7回目。
この会では保存会の定期公演ではできない試みをこれまでしてきました。
今回のチャレンジは、新作狂言です。
江戸時代、平戸藩主松浦静山公が書かれた甲子夜話を典拠に米本文明、大学の教授稲田秀雄先生による作で、「狸騙」という狂言です。
詳細は公演をみていただければと思いますが、
普通の狂言ではあまり行わない演出も少しあります。
是非、ご来場くださいますようお願い申し上げます。