あまりに行政のいい加減さに怒りも限界を越え、あきれて言葉もありませんでした。

多くの方が義援金や援助をしてくださっている、このこと自体には涙が出るほど感謝しています。


ただ、行政の怠慢な、調査不足のせいで多くの場所で被害の実態がわからず1ヶ月以上が経ちました。

住民が何度訴えても全く動く気配もなく


やっと重い腰をあげ、調査にきてみて初めて知る被害の大きさ。


情けない事に想定以上の被害のため、予算を確保できておらず、私たち平均以下の暮らしをしている農家は多くの田畑をてばなさなければならない自体になっています。

自己負担で工事できる額は本当に限られています。


うちはまだ若い私らがいるから、なんとか地道にやっていこうと思えますが、子供が外に出て、老夫婦でやっとこ食べる分だけ作っている人たちは大金を出してまで工事してもらう元気もありません。

こんな現状が情けなくて、何もできない自分が情けなくて

ここで愚痴を言っても何にもならないけど、でも、こうした小さな声を拾ってもらうためにも、自分が頑張って大きな声にして、行政に伝える役目ができればと思っています。決断のときが近づいた気がします。



こんな辛いときに、わずかな光明がさしました。

国が今回の災害を激甚災害に指定してくれたのです。災害地の工事の多くを国が負担してくれるということなのです。

わずかではありますが、負担は減ります。

わずかな希望にかけて、この先は自分たちの力で未来をつかんでいこうと思います。