知らない紳士が訪ねてきた。
「ここにSTAP細胞があるって聞いたんですが」
 私は当然のように答えた。
「はい、ありますよ」
 紳士はせがんだ。
「金は出す。いくらでも出す。STAP細胞を分けてくれ」
 紳士は懐から小切手を出した。
 小切手に私がポンと押してあげた。
「はい、STAMP細胞はありまぁーす」