聞こえてるよ前よりも
声が擦れて心配です
TVの中昔と変わらない
キミの仕草
部屋に残された錆び付いたギター
キミの真似して弾いてみたの

メロディーが愛を歌えば
どこか懐かしく涙溢れた
ゆびきりを交わした小指に
残ったままの温もり

ここに来ると今でも
あの雪の夜を思い出すよ
プラットホームに
並んだ足跡は動き出せず
最終列車に乗り込んだキミは
息吹きかけ思いを綴る

ベルの音が告げる旅立ち
キミが少しずつ遠ざかっていく
窓越しに白く浮き上がる
愛してるがまだ消えない

弱気な文字並ぶ手紙に返した嘘
「結婚したよ」ってそれは夢を
逃げないでほしかったから

"会いたい…"思い閉じ込めて
強く強く願うよ
いつかこの街に
キミの歌声が溢れるように
ゆびきりを交わしたあの夜
2つに別れた未来
真っ直ぐなこの道の先
決して交わることはないでしょう
いつまでも離れてるけど
キミから届く優しい歌に
そっと包まれていないな
「アナタは私のほんのイチブしか知らない」
勝ち誇るように笑われてもそれほどイヤじゃないよ
生まれてくる前聞いたようなその深い声
それだけで人生のオカズになれるくらいです

すべて知るのは到底無理なのに
僕らはどうして
あくまでなんでも征服したがる
カンペキを追い求め
愛しぬけるポイントが
一つありゃいいのに

もしそれが君のほんのイチブだとしても
何よりも確実にはっきり好きなところなんだ
困った時少し眉毛を曲げてみせたり
抱き寄せるとホットするような柔らかさだったり

すべて掴んだつもりになれば
また傷つくだろう
ほんとに要るのは有無を言わせない
圧倒的な手ざわり
愛しぬけるポイントが
一つありゃいいのに

君にしかわからないこと
僕だけが見えていること
どれもホントのこと

すべて何かのイチブってことに
僕らは気づかない
愛しい理由を見つけたのなら
もう失わないで
愛しぬけるポイントが
一つありゃいいのに
それだけでいいのに
それでもいいそれでもいい
と思える恋だった
戻れないと知ってても
繋がっていたくて
初めてこんな気持ちになった
たまにしか会う事出来なくなって
口約束は当たり前
それでもいいから……
叶いもしないこの願い
あなたがまた私を好きになる
そんな儚い私の願い
今日もあなたに会いたい
それでもいいそれでもいいと
思えた恋だった
いつしかあなたは
会う事さえ拒んできて
一人になると考えてしまう
あの時私忘れたらよかったの?
でもこの涙が答えでしょう?

恐いくらい覚えてるの
あなたの匂いや
しぐさや全てを
おかしいでしょう?
そう言って笑ってよ
別れているのにあなたの事ばかり

恋がこんなに苦しいなんて
恋がこんなに悲しいなんて
思わなかったの
本気であなたを思って知った

恐いくらい覚えてるの
あなたの匂いや
しぐさや全てを
おかしいでしょう?
そう言って笑ってよ
別れいるのにあなたの事ばかり

あなたは私の中の忘れられぬ人
全て捧げた人
もう二度と戻れなくても
今はただあなた…
あなたの事だけで
あなたの事ばかり