新体操の帰り道。
綺麗な夕焼けの中、車中のステレオからこの歌が流れてきた。
SUPER BUTTER DOG の
サヨナラCOLOR。
別れや旅立ちを歌った名曲。父親がCDを読み込ませていた。
《サヨナラからはじまることが
たくさんあるんだよ
本当のことが見えてるなら
その思いを僕に見せて》
という詩がなんとも優しいヴォーカルとメロディーで心に染みる。
ちょうど先日静岡に転勤したまさはるの友達一家の事が脳裏に浮かんだ私。
思い出が蘇り、少し寂しい気持ちで運転していた。ふと見ると
助手席で娘さんが号泣していた。 ぎょ‼︎
後ろの席で長男も涙目だった。 ぎょ‼︎
末っ子は爆睡。(3歳以下は優しいメロディーが流れると10分もたず寝落ちする。これっ鉄板) 想定内。
あまり触れずに運転を続けていると、信号で止まり、娘が一言。
あーちゃん、死なないでね。
と
えっ?え?別れ、そっちの別れ?
静岡の友でもなく、永遠の方?
かなり戸惑ったが、笑顔で
大丈夫よ。まだまだ死なないよ。
すると、
うん、う…ん。
とまたしくしく泣く。 一曲終わると
リピートの要求。
すると、後部座席の長男が口を開いた。
いつかはあーちゃんだって死ぬんやで!
(えーーーー。その話広げるの?!)
死んでもなぁーそんなクヨクヨしとったらなぁ、自分も病気になって死ぬんやで!
?なぜ?なぜか熱く怒ってる。
さらに泣く娘。(そりゃそうだろ)
最後のサビを熱唱し始める長男。
相変わらず爆睡の末っ子の次男。
うまくこの空気感を丸め込む策が浮かばなかった母親。
リピートが終わり私が言った一言は、
これ、いい歌よね。