まさはるの空手の大会だった。
始めて1年半。
1年前の大会では、何をどうして良いのか分からず半泣きで
形では隣の子の真似をしていた。
そんな彼も今年は一回戦敗退ながらもしっかり形の名を叫び、始めから最後まで迷うことなく決めることができた。
去年の恥ずかしさが胸にあるらしく、前日は恥ずかしさに勝てるか自分で悩んでいたけど。
しっかり出来ていたと思う。形の出来としてはまだまだなんだろうが、しっかり成長していた。
続いて、組手。
まさはるは去年は優勝した子と初戦で当たって大敗。
何もできていなかった。
今年は初っ端から果敢に蹴りを入れて、一回戦は得点差で勝ち!
二回戦、シードの子との対戦。
まさはるは体力がないため、ばててる。
それでも果敢に行くが、足が相手に絡まり、反則をとられる。
そのままタイムアップ。判定
まさはるに1、相手に3。
相手の勝ち!
これで勝ててれば表彰状がもらえた。
本人も相当悔しかったみたいでまた、いつもの下唇を噛み締めて歯型が残る。。
でも、去年と違ったのはまさはるが
大会でてよかった。次はもっと頑張りたい!
と前向きな発言をした。
母的には怪我なく終わっただけで、満足だったが、息子の闘志を燃やす姿までみられて感無量。
私はスーポーツ=団体競技でしか、育っていないので、どこか負けても勝っても人任せだったしチームでやり遂げた達成感、一体感は味わったことはあるけど個人として反省し、何かを目標として掲げ、やり遂げるということはスポーツではなかったので
ひとりの戦いは結構大変だ。
と思ったのと同時に息子にこんな機会がありよかったな。と思った。
ルールも知らないし空手の試合を見る限り、痛そうであまり積極的に道場入りしたのではなかったので、親は習わしていること自体にも迷いがあったが、
道場で礼儀正しい良き師範に逢い、そして褒めて励ましてくれる多くの指導者に逢い、彼はまた私の知らないところで日々成長してた。
本当に良かったね。ありがとうございます。と思った。
そんな日の空にはなぜか決まって
虹が出る。
家族みんなで虹をみて、また頑張ろう🎵
と話した。
清々しい秋の風と共に子供の成長を感じた良い1日になった。