オババがなにより可愛がったのは、まさはる。初ひ孫。今回いろいろ候補が上がったけど、最終的に遺影になった写真
はまさはるとのツウショットだった。胸を張って微笑んでいるとてもいい顔してた。


39で孫を抱き、68でひ孫を抱いた。

まさはるにはとくにメロメロでオババはまさはるの子分だった。
どんなに頭がいたくても馬乗りにされ、チャンバラゴッコ、プロレス…大きくなるほど遊びもダイナミックに。

それでもオババはあの手この手でまさはるをわらかす。

ここ最近はずっとオババと夜も寝てた。

親ばなれしてずっとオババー!オババー!と言ってたまさはる。


今回まさはるにオババの死を伝えるのが一番辛かった。


一言め何て言おう。黙っていおうかな。色々考えたけど、まさはるなら解るだろう。思いきってストレートに伝えた。


オババが死んだんだ。


まさはる、

えっ?オババってだれ?オババ?どこの?

大人と同じ反応。

ゆっくりあのオババだと説明すると、急にコンビニの前で声をあげて泣いた。


ただ、コンビニでおやつ買おう!と言うと泣き止みどさくさに紛れウィザードのカイトを買わされた。

目の前で見ていないから実感はまだ湧いていないようだった。

次の日オババに会いにいった。
あまりと言うか、全くオババを見ようとしない。親戚のお兄ちゃんたちに夢中。

次の日、まさはると棺に入れるものを用意した。


大好きだったタバコ。
御座候の二重焼き、数年前に亡くなった愛犬ベーブの写真。

私が正月前プレゼントして大絶賛してたマフラー。

タバコワンカートンにまさはるがメッセージを書いて!といった。


オババ、いつもありがとう。オババいつも遊んでるけどももう遊べないね!また、心のなかで遊ぼうね。

四歳にしてはなかなかの文章だと思う。


まだ遊びたかったな。そう呟いてお葬式でも沢山泣いたけど、しっかりお骨あげにも参加し自分なりにオババにさよならをしたみたいだ。


忘れないであげてほしい。

きっとまさはるならば忘れはしないだろう。



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