一昨日の夜、母方の祖母が急性心不全で亡くなった。

あまりに突然のことで皆ただただ驚いた。

本当は子ども三人連れてお別れに行きたかったが、子どもたちが風邪気味ということもあり、私ひとり新幹線で葬儀に向かった。

一番最初に出迎えてくれたのは、母方の祖父。おじいちゃん。
いつと飄々としているおじいちゃん。しかし、今日は違った。

目が真っ赤赤いつもより小さく小さく見えた。

家に入り、おばあちゃんを見にいった。
寝ているんじゃないかと思うほど、安らかでとてもとても綺麗な顔をしていた。

ただただありがとう。ありがとう。沢山の思い出ありがとう。
と心の中で思った。

おばあちゃんに寄せ書きを書いた。

おばあちゃん、おばあちゃん、と呼んでいたので名前を気にしたことがなかった。あぁおばあちゃんは
幸せな子
と書いてユキコだったんだ。

だから、いつも皆の幸せを気にして
これたべろ!これやろう!
が口癖だったんだ。


ふと、真ん中に目をやると…おじいちゃんの名前で一言。

゛幸゛

と綴られていた。


あぁ60年連れ添った二人。おじいちゃんの思いはこの一言に込められているんだ。と胸がいっぱいになった。

別れはとてもとても寂しく切ない。だけど、おばあちゃんの幸せで温かな思い出は私の心にしっかり残ってる。


ありがとう…本当にありがとね。

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