Yummy Bunny Diary
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日本で育った私が、勢いだけで香港に来て早6年。

その間に、縁に恵まれ、香港人男性と結婚した。


私は結婚するとき、謎に自分に重荷を課した。

香港は共働き社会。夫より私が稼がなきゃ。

稼いで、母も将来呼べるような家を買わなきゃ。

頑張らなきゃ。頑張らなきゃ。

(香港の不動産は、世界一高くて、価格崩壊してます)

思えば、プロポーズをしてくれて結婚を現実的に考え始めてから、自分を自分で洗脳してた。

振り返れば、プレッシャーに包まれた婚約期間は辛かった。


お金が欲しい気持ちと、真面目な性格が悪い意味でタッグを組み、苦労して頑張らないとお金は稼げない、お金を稼がないと幸せにはなれない、と無意識に思ってた。


その後、結婚。

そして、チャンスが舞い込み昇進。

給料が最終的に月額15万円くらいアップした。

そしたらますます、頑張らなきゃ、頑張らなきゃと給料以上のプレッシャーを自分に課してしまった。


プレッシャーを自ら作り出すと、どんどん苦しくなり、なぜか難儀なケースばかりが頻出、スタッフが辞職、新スタッフの採用にトレーニング、ますます窮地に追い込まれ、もう辞めないとダメだとしか考えられなくなった。


結局辞めた。

でも辞めても心は休まらなかった。


同じレベル、もしくはそれ以上の給料のいい仕事につかなきゃ。英語も上達したいし、働く環境はどうせ悪いだろうから日系の職種はダメだ。だから外資じゃないとダメだ。そのかわり、苦労も新しい挑戦も受けて立ちます、と。


この精神状態での就活はめちゃくちゃキツかった。

でも、熱望していた外資系企業に、良い条件で拾ってもらえた。


だがハッピーエンドにはならず。。


明らかに自分の実力とはギャップがあり過ぎた外資系企業。

さらに、実力云々は置いても、内向的な自分にはマッチしない職務内容だった。

入社してすぐに、そのことは悟った。この仕事、自分には向かないなと瞬時に理解した。


けれども、まずは試用期間中の試験を突破しよう、3カ月は頑張ってみよう、次は日本出張してみて様子をみよう、その次は更なる試験を合格してから考えよう、と自分の心が発するSOSを無視し、頑張り続けた。

入社して9カ月。酒を飲んだとき以外は、一ミリも会社及び仕事でポジティブな気持ちを抱いたことはない。更には、休日を含め、気持ちが解放されリラックスした日は1日もない。

昼休みは、逃げるようにカフェに逃げ込み、心理学の本や引き寄せ関連の本を読み漁り、求人情報や、メンタルクリニック情報、不安症や鬱対策の情報を模索し続けた。

職場の人間関係は素晴らしくチームメンバーは皆親切だ。それなのに、いつまでたっても馴染めず、仕事ができない自分が余計に辛く、日に日に頭が働かなくなっていった。


気づけば、私は心のバランスを崩していた。

悲しみと不安が止まらず、涙が止まらず、苦しい暗闇の世界。


そして気づいたんだ。

思考は現実化する。

「自分が頑張って、頑張って、稼がないと」

「母を呼ぶ、もしくは頻繁に日本に帰国できるような体勢を整えるために頑張らないと」

この思い込みが、現実になってたんだと。


お金は手に入った。しかし、それは頑張らないと続かないお金、自分を追い詰めることでやっと入手できるお金。合わない仕事で無理を続けることで成り立つ生活。

自分の思考には、自分自身の精神的安心感や幸せが一切含まれていなかった。

無意識に、給料は我慢料。お金は苦労して手に入れるもの、と思い込み、まさにその通りになっていた。

貯金は瞬く間に増えた。でも、バランスを崩した私の心は、土日でさえもリラックスできないくらいに、ブルブルに不安に震え、幸せとは程遠い状態だった。


ある意味、引き寄せの法則は大成功である。


だから、私は思考を変えた。

人生は楽ちんで、楽しいものである。

お金は、楽に稼げる。頑張らなくてもたくさん稼いでる。そして、稼いだお金で、さらにハッピーになる経験を買う。夫や家族と、楽しい経験をお金で買う。

こんなに楽して、こんなにたくさんもらっちゃってラッキー。


そう、考えるだけで、そう思うだけで、それだけで心が救われた。

そして、ネガティブな思考がそのまま現実化したのだから、このイージーな思考も現実化するんだと思うと、ワクワクした。


これが、ここ数年の空白期間のアップデート。


これから現実化の過程を楽しみに待つ!



人生はイージー、人生は楽しい。

私は仕事ができるし、楽したってたくさん稼げる。

毎日、安心。安心。


これは個人的な私信だけど、

もし、もし、誰が鬱や、うまくいかない現実に苦しんでいる人がこの文章を見てくれたら、とにかく貴方もつぶやいてみてほしい。

人生は楽ちん、人生は楽しい。


私は引き寄せの法則を押し付けている訳ではない。

ただ、unfuck yourselfを実行するには、自分にかける言葉が大切だということを身をもって知った。

それは、結果的に引き寄せに似ていた。


私と一緒に、やけくそでもいいからやってみよう?

貴方と気持ちめちゃくちゃわかる。

貴方の不安、本当に本当にわかる。

お肌はこすって洗顔をしすぎると逆に荒れる。

そんなお肌のコンディションみたいな、貴方の心。

だから一緒に抜け出そう。


だって人生は楽ちんで楽しいし、無理しなくてもお金はたくさん稼げるからさ。

無理しなくても、望む人生は手に入る。

今、無理しているなら、そのことは辞めよう。

私も、辞めるから。


この世界のどこかにいる貴方のこと、応援してるよ。

貴方はかけがえのない素晴らしい人。

一緒に、トンネルを抜けよう。



日本と香港で働いて、働き方のそれぞれの長所・短所は日々の至る所で感じる。

私は日本で、新卒で入社して4年働いたから、日本気質が中々抜けない。

仕事はこうあるべきという気持ちが無意識に働いてしまい、知らないうちにそういう働き方を他人に期待してしまう節がある。けれど、それを意見するだけの度胸はないから、もんもんとストレスが溜まっていく。

いっそ、香港スタンダードで統一できれば幸せなのに、完全にはそうなれない悲しきサラリーマン精神。

日本の働き方の良さを生かしておいても、上司が外国人だと目にも留まらないことがあって、評価されないなら気苦労ばっかりで損よね。

香港人によると、これがワールドスタンダードで、日本が特殊らしい。確かに仕事でやり取りするUKもこんな感じ。

以下ワールドスタンダードなワーキングスタイルお品書き。

・謝らない。本当に謝らない。
・非を認めない。お客さんに被害が発生しても、ミスやトラブルの経緯・詳細は明かさない。
・メールの返信が遅い。
・電話に出ない。
・自分の仕事でなければ、絶対やらない。it's not my job! 
・金曜日は基本的にやる気がない。
・電話もメールも愛想は基本ない。
・ミスが発生したことがわかっても、クレームが来るまでは何もしない。報告とかもしない。
・けど、自分たちが急いでる時はめっちゃプッシュして来る。
・事前通告なくやり方変えて、従ってよ?もまかり通る。
・3日以上の連休につながる祝日がからむと、1週間は通常稼働しない。
・病欠取りすぎ。
・辞表出したら、後は野となれ山となれ。

特にローカルスタッフが多かった、香港で最初に働いた会社では、it's not my job と、none of my businessは死ぬほど聞いた。

もちろん全員が全員そうじゃないから、優しい人が電話に出てくれたり、優しいメールをくれたりするととっても嬉しい。

こんな環境に慣れるのに、4年もかかりましたよ。慣れきれてはないけれど。  

そんな私も、日本スタイル、時にはワールドスタイルを使い分けて、たまにはずる賢くやってるわよ。そうでもしないとやってられん!

自分の仕事の範疇でなければ、放っておくとトラブル確実のイッシューも無視するし、定時で帰るし、謝ったりをそんなにしなくなったのは、ここだけの話。
日記っていいよね。

以前の日記を読み返してみた。
そこには社会人2年、3年目の、仕事に格闘する自分の姿が。

毎日大変で辛くてしんどかった。仕事量も多かったけどあそこまで余裕がなかったのは新人ならでは?

あの時の自分に言ってあげたい。
頑張ってくれてありがとうと。今、私は日本にはいなくて、あの時から失ったものもあるけれど、得たものも多くて、なんだかんだいまのポジションには感謝してるよ。

だから、5年後の自分のために、そして家族のために、今がんばりたい。

あの時の自分は、一つだけの未来を盲目的に望んでいた。一つは、その時の彼と結ばれることを。もう一つは、日本での就労から解放され、外国に羽ばたくことを。

この二つの願いはお互いにリンクしていたはずなのに、皮肉にも海外にでたことがきっかけで、当時の彼とは別の人生を歩むことになった。今となっては、当時の自分の情熱を恥ずかしく思い、父親の看病を満足にできなかったことを悔やむけど、人生なにがあるからわからないから、面白いんだろうなって思う。先がわからないから頑張れるんだよね。

振り返って、あの時はって周囲に感謝するんじゃなくて、今から感謝して生きていたい。