まぶしくて、うるさい夜。
この世は光と音に満ちあふれている。
わたしの頭を痛くする厄介な人たち。
アイマスクと耳栓でシャットアウトしたら、楽になれるかな。
それとも原因を追い出しちゃおうかな。
アイマスクと耳栓で防御したところで、私が負けたように思われちゃう。
私は屈しないよ!!
嫌いな人のために逃げるようなことはしない。
嫌いだからこそ立ち向かうんだから。
私が逃げるのではなくて、相手に逃げてもらうの。
私は私の縄張りを死守する。
愛を独り占めしていた時代に戻って、邪魔者のいない世界で暮らすの。


みんな私の言いなりで美しい世界。
障害者年金をもらっているから家族の中で誰よりも収入があって、誰よりも金遣いが荒くて。
心配になるけれど、腹も立つ。
わたし、この人のために我慢して生活をしてきたせいでこんな事になっているのに、誰からも恩恵を受けずに今に至っているわけじゃん。
それを甘えだと言われるわけじゃん。
私がこどものころから誰に甘えていたよ?
甘えられる環境になかったじゃん。
なにも知らないくせに甘えとか言っちゃって、おかしな人ね。
そういう状態なの。
お金がないから出かけられない。
食べたいものも食べられない。
着たい服も買えない。
なのに障害者年金をもらっている妹は髪を染め、趣味にお金を使い、服も可愛いのを着て、目元はバサバサのつけまつげで飾り、外出しては疲れたと言って仕事を休む。
でも年金があるから休んだところで痛手はなし。
ばっかみたい。
私の生活、こんなんにしておいて自分だけ。
ばっかみたい。
声を出して大泣きしたい。
障害者に狂わされた私の人生。
こいつが生まれなければ、ちゃんと学校に行って、就職して、おしゃれを楽しんでいたはずなのに。
大人になっても、きょうだい児。
これは逃れられない事実。
私は家族と医者の道具でしかないのかな。
一歩も二歩も下がって、存在を消して、なにかを言われたら、さっと行動。
道具は注目されない。
注目されるのは、いつも障害児。
障害児は名前で呼ばれる。
一方、きょうだい児は、なになにちゃんのお姉ちゃん、お兄ちゃん、妹、弟でしかない。
名前なんて呼ばれたことがない。
私は名前さえ無い存在なのか。
大人になっても悲しい気持ちが溢れている。