【読書まとめ】 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 | みっきぃーのメンタルケアルーム

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小説を読むと脳に影響がある
ということをネットで知りました。
詳しくは→小説を読むことで、脳に影響を与える

それで、あまり小説を読むのは
正直好きではありませんでしたが、
ちょっと読んでみようと思って
村上春樹氏の
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
を読んでみました。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/文藝春秋

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その中で、気にいった言葉を
まとめてみました。


どんなに穏やかに整合的に見える人生にも、
どこかで必ず大きな破綻の時期が
あるようです。
狂うための時期、と言っていいかもしれません。
人間にはきっとそういう節目みたいなものが
必要なのでしょう

灰田

休暇と友だちは、人生においてもっとも
素晴らしい二つのものだ

フィンランドの運転手

人の心と人の心は調和だけで
結びついているのではない。
それはむしろ傷と傷によって
深く結びついているのだ。
痛みと痛みによって、脆さと脆さによって
繋がっているのだ。


生きている限り個性は誰にでもある。
それが表から見えやすい人と、
見えにくい人がいるだけだよ。

クロ(エリ)

私たちはこうして生き残ったんだよ。
私も君も。
そして生き残った人間には、
生き残った人間が果たさなくちゃならない
責務がある。
それはね、できるだけこのまましっかり
ここに生き残り続けることだよ。
たとえいろんなことが不完全にしか
できないとしても

クロ(エリ)


人は完璧じゃない。
それでいいんだよってことを
教えられた気がします。
完璧じゃなくても生きている限り
精一杯人生を送ること。
そのことを強くこの小説は
訴えているように思いました。


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