ここのところ、母から電話はかかってきません。
ちょっと前ですが
「N庵の男の人ががねえ…
ちょっとこわいとよ。
それで電話しました…」
と留守電が入っていました。
早速兄に同様の電話をもらったかLINEで尋ねると…
N庵での母の視線が誤解されたけど、職員さんが中に入って解決した、とのこと。
ふ〜ん…
と思っていたら、また同じような留守電が…
基本、母は私の仕事中にかけてくるので、だいたい留守電に入ってます。
かけなおして本人に事情を聴きたいところだけど、私に留守電を入れたことも忘れちゃってるだろうし、耳が遠いので、電話の会話もままなりません。
なので直接N庵に電話して職員さんに事情を聴いちゃった
事情は…
母は耳をずっとほじっている癖があって、それも本当はやめてほしかったんだけど、すっかり定着してしまっていて、やめさせられなかったの
暇な時や何も集中するものがなく手持ち無沙汰だと耳の穴を指でぐりぐりしてます。
その時の表情は耳いじりに集中していて、視線はどこか、あっちの方向。
恍惚としている…みたいなかんじ。
で、N庵の利用者さんの中に聾唖の男の方がいて、母のその耳いじりの時の恍惚の表情を、自分のことをずっと見ているって勘違いしちゃったんだって。
それで、なんだかすごい勢いで怒ったらしいの
それがとても怖かったらしい。
で、職員さんが中に入って理解してもらって、謝罪もしてもらったらしいんだけど、
認知症あるあるだと思うんだけど、謝ってもらって仲直りしたことはすっかり忘れてしまって、怖かったことは消えずに残ってるらしいの
あ〜、それ、わかるなあ〜…
何度説明してもしつこく 「忌中」を貼りたがったり、何度もごはんを炊いてしまったり…
あれに今回のことがハマっちゃったんだな〜
厄介なことになってるんだろうなあ…
事情はよくわかったので、
日々対応してくださっている職員さんにお礼を言いつつ、よろしくお願いします、と伝えました
相手の方にも認知症であることもなんでもお話しくださってかまいませんので、家族からも本当に申し訳ないです、とお伝えくださいとお願いしました。
誤解がわかり、ちゃんと謝ったのに謝ってないかのように思われてしまうのも、とても嫌な気持ちだものね
職員さんにはただ感謝しかありません