今年度の仕事はまっとうしよう、
そうしようと思いましたが、本心ではありません。
本当の本当は、
「今すぐに介護休業を取って実家に行きたい。」でした。

家族の状態は、夫は単身赴任、長男と長女は家を出て一人暮らし、一緒に暮らしている次女は、仕事で帰ってくるのが遅いし、私はほぼ一人暮らし状態でした。晩御飯はいつも猫と2人きり。(2人というのか…?)
家庭の主婦としての仕事はあまりなかった。

でも、今年度の職場のメンバーには、私は本心を言い出せませんでした。

去年度のメンバーになら相談したと思います。去年度のメンバーには、3年前の夏に、父の退院がなかなか決まらず、いよいよになったら私の担当の仕事をお願いしようと思える同僚がいました。その同僚なら、自分の仕事が大変になるのがわかっていてもきっと「今、介護休業取ってお父さんお母さんのそばに居てあげなよ」と言ってくれるに違いありません。
でも、今年度のメンバーには、相談できる同僚はいません。
今、こうやって書きながら、自分の心も整理されていくように感じていますが、私、今年度のメンバーには心から信頼できる人がいなかったんだなあ…と今さらながらに思います。
いや、信頼できないと、私が勝手に思い込んでいるだけかもしれません。私が相談する勇気がないだけで、もし相談していたら共感してもらえたかもしれない。

そう思えなかったんだよね〜
今までの経験上汗
傷つきたくなかった、というか…
私にも意地がある、というか…
…「意地」なんてくだらないっておもいますが…
今年度の職場の雰囲気はそんなかんじでした。

それと、父が、なるべく私の仕事には迷惑かけないようにと考えていました。私が九州に行こうか?と聞くと、いつも、まだ大丈夫だ、と答えました。

まわりの人たちの考えを考慮して、仕事の切れ目である年度末までは、どうにか仕事をして、それから介護休業を取ろうとおもいました。