2022年の1月の末、お腹周りに湿疹ができていた姉が発熱。
コロナの疑いがあるため、発熱外来で検査を受ける。陰性だったため、
一旦家に帰って様子を見る。やはり熱は下がらず、ようやっと自力で
歩けるような状態だったので、再び病院へ。再びコロナは陰性。そこで
詳しく診てもらい、腎盂炎の疑いということで点滴治療をすることに。
本来なら入院して治療らしいのだが、姉はコロナ感染を心配しており、
通院での点滴治療を希望したらしい。しかしその後も状況はあまり回復せず。
数回の点滴治療をした後に、お腹周りの湿疹の話が出た。そこの病院には
皮膚科がなかったため、紹介状を持って総合病院へ。そこですぐに入院と
なってしまった。ここで姉が免疫系の病気だったことがようやく判明したのだ。
今にして思えば、発熱からコロナ疑いから始まり、ずいぶんと時間をロスして
いたな、と。2月上旬、総合病院に入院した姉は、ステロイド剤を投与して
治療することになった。
私は母の介護をしながら、今度は姉の入院に必要なものを何度も届けに行き、
なかなか忙しい日々を過ごしていた。姉の旦那さんでは分からないであろう、
下着やら細々したものを買い揃えて届ける。面会はできないので、受付で
渡してもらうだけだった。
姉の免疫系の病気は、指定難病とされているもの。保健所にも色々と手続き
が必要になってくる。入院してすぐにステロイド剤投与の治療が始まった。
メキメキと効いてきたようで、熱がすっかり下がったらしい。電話の声も
明るく元気な様子。3週間くらいで退院できるとの話だった。指定難病なので
今後も継続的な治療が必要になるようだったが、姉は病気と付き合っていく
しかないね、と前向きな様子。しばらく続いた体調不良だったので、病名が
ハッキリ分かり、治療の経過が見えてきたので、ホッとしていたのだろう。