以前は ホンダCBR CBX のエンジン スズキGSのエンジンOHのご依頼ばっかりだったのが ここ数年車体価格もうなぎ上りの
カワサキ ゼファー400のOHのご依頼を頂きました。
エンジンを車体から降ろしてみると 直していかなければいけないところが見えて来ます。
クランクケースを開けたら・・・・・
いたるところに ひび割れが!!
こんな負傷を負っていたらオイル駄々洩れ
何重にも重なったオイル漏れの形跡。
洗浄液に入れる前に 大きな汚れを手洗いで落とします。← この作業は鬼婆の担当(ビニ手を何枚も変えてこびりついた汚れを落とす)
性格は適当ではあるが 汚れ落としは自分の汚れた心も綺麗になるかと思い丁寧にやりますよ
心は汚れたまんまですけどね
OHするには下準備が大変。
今回は2本のクランクシャフトの中の 8本のコンロットから良品を選択。
クランクケースメインメタルの勘合。
選択した8本の内4本を抜き取り、焼き取り、洗浄
上下全然色が違うのがハッキリ分かりますね。
クランクシャフトはこちらでいきます。これは洗浄、焼き取り前の状態で
こちらは洗浄、焼き取り洗浄した物。
手をかけると全然違うのが分かりますね。
女性も手をかけると見間違えるぐらい綺麗になるのと同じ
クランクシャフト完成!
もちろんメタル勘合済み。メタルはメーカーのベアリング選択表+実寸測定で最後はメカニックの黄金の腕での感触
コンロット小端部も計測済み。バッチリ許容範囲。
意外と心配性なメカニックはもう1回測定。
バッチリ~~~~
これでクランクシャフト回りの下準備が出来た~~
この様子を陰から応援する カオナシ
どこにでも出没するから 気が抜けん
気候のいい今はたくさんバイクに乗って寒くなったらバイクのメンテをしましょう。
y2は皆様のバイクがいつまでも調子よく乗れる様 お手伝いをさせて頂きます。