24日(金)、小雨が降り続ける中、瀬戸グランドで本年最初のオープン戦を迎えた。井上新監督初の采配ともなる。相手は名古屋商科大学だ。
若手、新人選手を主体としたJRが8対2で勝利した。オープン戦用のユニフォームを新調し、ブルーカラーを身にまとった選手たちが躍動した。
先発投手は、昨年U23ワールドカップに選抜出場し優勝に貢献した柳橋投手だ。3回を2安打1三振無失点。真っ直ぐ狙いの大学生に真っ向勝負し、バットの芯に当てさせなかった。
二番手は増子投手。足をほとんど上げないセットポジションから力強い球を投げ込み、2回1安打2三振だった。
三番手は林山投手。直球が抜け気味となりコントロールに苦しみながら、3回を3安打2四球2三振2失点だった。投げるに従いまとまってきたので、立ち上がりが課題だ。
締めは辻井投手。1回を1三振無失点で圧巻のピッチングだった。グランドに球速計はないが、昨年より球速は増しているように見えた。
投手陣同様、野手陣も順調に調整できている。
スタメンは、1番二塁吉田有、2番遊撃佐々木、3番左翼布施、4番三塁平野、5番中堅山本(新人、慶応大)、6番一塁上神(新人、関西大)、7番捕手須永、8番右翼藤井、9番DH吉田隼の布陣だ。
吉田有の一番が機能し、1安打2四球3打点2得点。竹村が抜けた後の切り込み隊長に期待大だ。
2番を打った佐々木も2安打1四球3打点と活躍した。この1・2番コンビが定着すると面白い。
下位の須永、藤井がともに2安打し、レギュラー争いに食い込む勢いだ。
終盤には2番遊撃山﨑(新人、中部学院大)、7番捕手伊藤が途中出場し、新鮮な空気をグランドに送り込んだ。
大学生相手とは言え5個の盗塁を決めたところに機動力にこだわる井上監督の意図が見えた。今年は打つだけでなく走ることで相手にプレッシャーをかける。
春はもう少し先だがチームには明るい日差しがさしている。
ガンバれ、オレンジ軍団!