JABA静岡大会は、昨日東海理化の初優勝で幕を閉じた。かつて、都市対抗補強選手(捕手)としてJRに力を貸して頂いた奥山監督さんに心より祝福を申し上げます。
JRは、予選Cブロックを1勝2敗とし決勝トーナメント進出を果たせなかった。大会を総括し、今後の期待を述べる。
投手陣は抑えがいないことがゲーム展開を苦しくさせていた。ベテラン戸田が終盤まで粘りの投球を見せた後を任せられるストッパーが不在だ。古田がセットアッパーの役割を果たしているが、本来は先発の一角を担うべき投手だ。現状に満足せず再度先発を目指してほしい。ジェイプロジェクト戦4回ニ死から炎上6失点した川本は、悪くなりかけた流れを食い止めることができなかった。一呼吸があれば連続失点はなかったかもしれない。左右の幅を活かしたピッチングで戸田との二枚看板をしっかり維持してほしい。
出番のなかったニ投手も忘れてはならない。春季キャンプから好調と思われた若林は、大会前の春季大会でサヨナラスリーランを浴びた後、なかなか調子が上がらないのが誤算だ。今回ベンチを外れていたので、信頼を取り戻すべく練習に取り組み、先発又はストッパーとして躍動してほしい。また、153キロ右腕の木部はまだ力を出し切っていないので、中継ぎとしてゲームの流れを呼び込むピッチングを復活させてほしい。
攻撃陣では、切り込み隊長役の竹村が初戦で負傷退場した影響が出た。トップバッターとして相手投手を崩しにかかる意気込みを強くもって大会に臨んだだけに、本人も残念な気持ちであろう。第二戦で新人藤井が一番に入ったが、気合が空回りし結果を残せなかった。三塁先発を新人布施に譲っていた長曽我部が竹村と入れ替わり二塁に入り、粘りの打席で出塁を重ねたことは一筋の光だ。レギュラーは譲れない気持ちをもってチームを牽引してほしい。新人の活躍は新たな力を予感させた。特に、武上の好打が目立ち、チャンスメークしていた。6番から上位にあげてもいいかもしれない。また、ベテラン中田、池田は打席に立ってこそ存在感を出せるので、若手の良い見本となる打撃を見せてほしい。
次の公式戦は京都大会だ。修正すべきを修正し、優勝目指せ!
ガンバれオレンジ軍団!