日本選手権、9日(金)のJR東海対東芝戦を振り返る。
先発投手は、JR川本、東芝岡野。二人とも一回戦からの連投となった。
JRの先攻で試合開始。JRは初戦と全く同じオーダー。
1回表、二死1塁で4番中田が140キロ超真っ直ぐで押してくる岡野に対しファールで粘った末の9球目を完璧に捉えライトポール直撃の先制ツーランホームランを放つ。
3回裏、東芝一死1・3塁で4番吉田が左前タイムリーで1点を返す。なおも1・2塁から5番福山が左中間に抜けそうな強烈なライナーを打つも、JR遊撃竹村がジャンプ一番好捕、セカンド村井に転送、2走封殺しダブルプレーでピンチをかわす。
5回表、JR一死から1番長曽我部左中間ツーベース、2番川瀬中前ヒットで1・3塁のチャンスをつかむ。東芝は岡野から福本にスイッチ。打撃好調の3番池田、初回ホームランの4番中田を迎え、一気に東芝を突き放したいJRだが、池田は空振り3球三振、中田は初球の外角変化球に手を出しサードフライ。あっけなくチャンスをつぶす。
5回裏、ピンチを脱した東芝にチャンスが訪れる。1番石川右前ヒット、2番小川死球。JR川本はここまで80球を費やし降板。喜久川への代わりばな1・2塁で3番松本送りバントをキャッチャー牛場が痛恨の3塁悪送球で同点、なおも無死1・3塁。4番吉田にストレート四球を出したところで喜久川から若林に継投。若林も制球定まらず5番福山にストレートの押出し四球。6番佐藤旭を三振にとるも、7番金子、8番柴原が連続タイムリー、打者一巡で4点をとった東芝が5対2と逆転。
7回表、JR先頭9番牛場が右線ヒット、1番長曽我部は三前セーフティバントヒット、サードの1塁悪送球を誘い無死1・3塁と反撃開始。2番川瀬は初球を左線タイムリーツーベース。1走長曽我部は3塁を狙い激走するも東芝レフト石川の好返球でタッチアウト。3番池田、4番中田のバットに期待が集まるがいずれもレフトフライに倒れ、3対5となるも2点差が重い。
8回裏、東芝一死3塁からスクイズを決め、3点差となる。
9回表、JRは1番から始まる好打順。二死から3番池田が中前ヒット、4番中田が右中間ツーベースで1点を返すも反撃はここまで。8回からリリーフした東芝岡本に代わり櫻井がマウンドへ。5番津川が3ゴロに倒れ万事休す。4対6で敗戦となった。
ヒットは出るが走者を返す集中打に磨きをかける必要がある。
また、全国大会を勝ち抜くには戸田、川本に次ぐ投手力の育成が課題であることがはっきりする大会となった。
これから選手の入れ替わりが待っている。ガンバれオレンジ軍団!