台風が去った天気の良い土曜日。

 

遅めの朝食後、珍しく夫が子供3人を公園に連れ出してくれたので、私は最後まで邪魔されずに完結できる♪とその日の家事を無心にこなしていました。

 

前々からやりたかった、玄関のたたきの掃除を思い切ってやることにした私は、普段は夫が玄関に作った小上がり下に収納してある10足以上の靴を出し、サッカーボールやら脚立やら、全部外に出して、デッキブラシと使い古した台所用スポンジを手に、バケツの水を一気にたたきに流してシャカシャカ擦ったり、ずーっと気になっていた玄関ドアの汚れを、左に濡れ雑巾、右に乾いた布巾を手に交互に拭いてきれいにしていました。

 

途中で帰宅した子供と夫。

掃除がお昼ご飯の時間にかかってしまったので、夫の唯一の得意料理である素麺を茹でて子供達に食べさせておいてくれるように頼み、私は必死に玄関を隅々まできれいにしていました。

 

途中で長男が、そうめんができたよと呼びにきてくれましたが、キリが悪かったので、お母さんの分は気にせず食べたいだけ食べなさいと言って、掃除を続けました。

 

1時半、長男が塾に出発してから少しして、私もようやく掃除が終わり、玄関を元通りに整えてやれやれお昼ご飯は何を食べようかな〜とリビングに戻りました。

 

そしたら、食べたものは流しに山積み。

前日台風で部屋干ししてソファーに山積みにしておいた洗濯物は手付かずのまま、その横で夫が寝転びTVを見ながら携帯をいじっておりました。

 

私は一連の家事を終えた後、お昼ご飯も食べずに玄関掃除をしていたのですよ!!!

 

クタクタのまま、そうめんの残骸を片付け、当日の洗濯物を取り込み、前日の洗濯物と一緒に畳み・・・。

ようやくお昼を食べたのは3時。

それも子供達がおやつはまだかと騒いでいるので、急いで食べなきゃ!と思ってシリアルで済ませて急いで子供のおやつを用意しました。

 

その頃夫は、ずっとゴロゴロTVと携帯。

 

子供がおやつを食べている間、私は布団を整えて、洗った枕カバーを入れながら、私ってちょっとも大切にされないんだなぁ〜なんて思ってしまって、なんだか涙が溢れてきました・・・。

 

そしてずっと溜め込んでいた何かがプツっと切れるような気持ちになり、思わず夫に「今までは卒婚を目指してきたけど、途中でギブアップしそうだよ」と告げると、夫は不機嫌になったようで、何も言わずに仕事部屋に篭ってしまいました。

 

そして私は思うのです。

「甘えんのも大概にしろよっ!!!!!」

「あたしゃお前のかぁちゃんじゃねえんだよっ!!!」

 
そしてまた、何事もなかったかのようにいつもと変わらない日々がやってくるのです。
 
 
 
女って、あるところまで諦めずに頑張るけど、フッと途切れたら最後。もう戻らない生き物ですよね。
それを徐々に徐々に、「この段階ももうだめか」と少しずつ階段を降りるように諦めていく。
 
私もだいぶ諦めてきました。
夫が夕飯後にリビングのど真ん中で大の字で寝ていて、子供のお風呂も入れてくれないどころか朝方までそのまま寝ていても最近は何も言わなくなりました。
人間ドックで脂肪肝と診断されても尚、好きなときに好きなだけ好きなものを食べても、子供のお菓子に手を出した時以外は黙っています。
 
でも男の人って気づかないんですよね〜。
自分が諦められていることに。
 
だから「ある時突然離婚届を突きつけられる」という言い方になるんですよね。
 
女の立場からすると、いつから見切りをつけられ始めたと思ってんの?と思うわけです。
 
我が家が離婚するとかそんな話ではありませんけども。
私もだんだん強くなるなぁと感じます。