10代から20年以上ずっと仲良くしてきたお友達が亡くなったと言う知らせをもらいました。
今日は急いでお顔を見に行ってきました。
とってもきれいなお顔でした。
でも触ると冷たくてドキッとしました。
始めはなかなか近づけなくて遠くで見ていました。
意を決して近づいて見たお顔は、今までずーっと見てきたその顔のまま。でも笑いも怒りもせず無表情の彼女。
なんだか信じられなくて。
未だに信じられなくて。
方向音痴の私は出かけるときはいつも彼女に頼りきりでした。
買い物に行って、私がこんな物がほしいと言うと、いつも一緒に探してくれて、2人であーでもないこーでもないと文句を言いながら買い物をするのがとても心地よくて。
なんとなくのバックグラウンドが似ているので、話の価値観が合う。
2人とも意見が多いので、いろんな角度から言い合って合意するのがストンとくる。
美味しいもの好きで、お芝居などもたまに一緒に見に行ったり、そんなところも丁度良くて。
私は家庭を持ち、会う回数もがくんと減ったけど、一緒に飲むお酒はいつも楽しくて。
新しいお店を開拓して、いつしか2人の行きつけになって、何度もルーティンのはしご酒をしたなぁ。
あっちもこっちも彼女との思い出が散りばめられていて、どこに行っても思い出してしまいそう。
子供が男の子ばかりの私は、いずれみんな巣立っていけばひとりぽっちになる。
だから、子育てが一段落したら彼女と旅行に行くんだ。また飲みに行こう。その楽しみがあるから子育て終了も悲しくない!
老後の励みにしていたことがプツリと消えてしまって、なんだか未来が暗闇に思える。
思えば私の母も、同じ頃に親友をなくす経験あり。
親子でそんなところ似なくてもいいのに。
しばらくあなたを無くした喪失感は私を抜け殻にすると思うけど、周りに心配をかけるのが嫌いだったあなたを思い、なるべく頑張るから。
まずは一言、おつかれさま。
今までよくがんばったよ。
そのがんばりを私ももらって、生きる糧にしていくことにするよ。
私の大事な人がまた1人いなくなってしまいました。
やっと立ち直ってきはじめたとこだったのにな。
また時が消化してくれるかな。
喪失感は消えない気がする。