愛すべき皆さま…
ROSHIであります。
。
9月27日にファイナルを迎えてから、もうひと月が経つのですね。早いものです。
私はというと、すぐさま古巣に戻って、しばらくの間アイコウと舞台の裏方の仕事をしておりました。
ラ・マシン パイロットブログも間もなく終了となります。
短い間でしたが、これまでお付き合い頂いた方々、ありがとうございました。
我らパイロット10名、雪降る中で愛しきクモとお別れをしてから数週間、どうやらそれぞれの
活動に向けて動き始めたようです。たのもしい限りです。
このプロジェクトを乗り切った精鋭たちですから、きっとかの地でも堂々と活躍してくれること
でしょう。
実は私め、次のお仕事はご存じISOTの舞台をサポート致します。乞うご期待。
クモのリーダーとは、別の顔をご披露致します。
さて、皆さまと過ごしてまいりました「開国博Y+150」というイベント、実は何年もかけて
様々な立場の方々が企画・運営にたずさわり、それぞれに思いを込めて終わってゆきました。
各人の力の結晶に改めて感慨深くこの半年を振り返る次第であります。
私たち、ラ・マシンチームは、この数あるプロジェクトのほんの一端であるにも関わらず、
関係者各位、サポートスタッフチーム、事業者の皆さまから、激励・応援の声を頂きすっかり
人気者にして頂きました。
一同感謝、幸せ者の極みでございます。
長く横浜に滞在していたクモも「はじまりの森」からすっかり姿を消し、今頃どこにいるのやら… 。
私たちとクモの姿は、インターネットの中でいつでも逢えるようです。
ありがたい世の中であります。
どうぞ皆様、いついつまでもこの素晴らしいクモとの出逢いを語り継いで下さいませ。。。
私たちパイロットも、このプロジェクトに関われたことを、今後の人生の糧として邁進して参ります。
ありがとうございました。
それでは、愛すべき皆さまお元気で…。
また、どこかでご一緒致しましょう。
La fin 。
ほんとにありがとうございました!
皆様こんにちは。
chakaです
ラ・マシンパイロットとして9月末まで突っ走ってきましたが、自分の人生でこれだけ充実してた時間は一生忘れることができないですし、この経験が自分の深いところに根付き自信となっていくと思います。
今年の1月に初めてスパイダーとナントのラ・マシンアトリエで対面した時に正直、ほんとに心の底からワクワクした感じを今でも身体が覚えています。
あの頃はまだ目も付いていなくて最後の仕上げ段階でした
これを見た時にパイロット達の反応。
それはもう、「成長した子供」でしたね
「うわぁ~、凄いなぁ~」
「お~!、これに乗るんやぁ~」
「でっかいなぁ~」
etc,etc・・・
ほんとに皆、でっかい子供になってました
そして日本に帰国、山下埠頭でのリハーサルを経て、4月半ばのスペクタクル。
スパイダー1とお別れして、スパイダー2は「はじまりの森」へ。
会場が予想以上に狭かったのと、14人で操作していた人数が7人になるというプレッシャー。
正直、「Y150開幕」当初は全然余裕というものがありませんでした
お客さんの反応を見てる余裕なんか全然なくて、自分の操作している2本の脚に全神経を集中していました。
ですが、一日20分のスペクタクルを5回、多いときには6回こなしていると段々と操作にも慣れてきます。
そうすると、操縦しながらお客さんの反応を見る余裕が出てくる。
会期中の後半は大分余裕が出てきたので、お客さんの反応を見ながら操縦するのが、ほんとに楽しかったです。
ボクがナントで初めてスパイダーに対面した時に、心から感じた「ワクワク感」をお客さんが感じてくれていて、それを共有しているのが素直に嬉しかったですし、ほんとに楽しい時間でした。
年齢関係なく、見に来て頂いたお客さんがもしも「成長した子供」になってくれてたのなら、こんなに嬉しいことはありません
個人的に大好きな瞬間がありました。
スパイダーが目覚める時のお客さんの反応。
最初にまずは目のライトが点灯して、呼吸をはきながら顔がゆっくり動く。
次に触角。
そして、最後に脚が一気に動いて完全に目覚める。
この段階を踏むに連れて、お客さんの反応も目に見えるように大きく変化していくんですね。
操縦してるボクは「お、ビックリしてくれてる!おっしゃ!」みたいな感じでやってました
本当に見に来て頂いた皆さんには感謝感激雨あられです。はい、古い表現ですいません
お客さんだけではなくて、Y150を支えてくださった全ての皆様、ほんとにありがとうございました。
ボク達パイロットへの多大な声援が凄まじいパワーとなりました。
9/27日、フィナーレの花道の声援。
人生で初めて経験しました。
この半年間で皆さんに貰ったパワーを糧にパイロット達はそれぞれ歩んでいます。
何らかの形でメディア・舞台等に出て恩返ししていければなと思っております。
スパイダーが糸で繋いでくれたこの素晴らしい関係がずっと続きますように・・・ 2009.10.30 chaka
いつか何処かで
2ヶ月のラ・マシンパイロットたちのブログを読んでくれた皆様ありがとうございます。
そして、このクモに関わってくれた皆様、Y150で共に過ごした皆様、はじまりの森やプレイベントでクモを見守ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
これがパイロットとして最後のブログです。
半年間以上、クモと共に過ごして来ました。
はじめの頃は操作になれてないせいもあり、なかなかクモは言うことを聞いてくれませんでした。
だけど、毎日、毎日クモと接することにより、彼女は言うことを聞いてくれるようになりました。
それが夏前ぐらいだったと思います。
何回かはじまりの森に来て下さった皆様は見たことあるでしょうが、あのクモはよく怪我をしたり、調子悪くなったりします。
そんな時は暑い真夏の炎天下でも、雨が降ってる中も、夜の12時を超えても、クモの修理やメンテナンスをしたものです。
僕が操作していた左1・2番目の脚も怪我だらけです。
シェル(クモの外骨格の木の枠)にもヒビが入っていたり、脱臼したりしていました。
それを治している時も、今となれば素敵な思いでです。
「あ~でもない、こ~でもない」と言いながらパイロット全員であのクモと向き合ってました。
そんな時間を経て、あのクモはやっと僕の言うことを聞いてくれたと思います。
クモにのっている時、クモを見守り続けてくれた皆様と触れ合える時、本当に素敵な出会いと素敵な時間でした。
あのクモはこの横浜でたくさんの傷や怪我をし、それを僕たちの手で何とか治した傷跡がたくさん残っています。
またいつか何処かで、あのクモが再び眠りから覚めた時、この横浜での跡がしっかりと残っていることでしょう。
世界中の何処かで、いつかあのクモが動き出すとき、その時にまた僕はパイロットとして皆様にお会いすることが出来たら嬉しく思います。
それでは皆様、再び会える日を夢見て・・・
アラプロシェーヌフォア