24/7//1 | クリスチャンリンゴ事件簿、アッパールーム編のブログ

アナログからデジタルへ

自らの名前は誕生から死まで単語(アナログ)として置かれれている。それに対して時代はデジタル思考(文章)によってアナログが軽視され、あげくのはてにアナログを心から消してしまう人々(スマホの世界観)まで現れている現象が蔓延している。それは集団(メディアメッセージ)によって、個人の主張が無効にされていく一方的な流れであり、私たちは互いの間という外(自然と人工)によって内が育てられていく。アナログを重視する私たちにとって世は教育(人工)によって、自然発生的な言語群を排除しているということであり、バラバラな単語(自然)を人工的に組織化(参加)させ、集積(デジタル)を前提に有識者の意見として、メディアに発信させ、多くの人々がそれに追随していくことになる。それに対して、私たちはアナログ(思考、単語の変容)からデジタル(イメージ)を発信している。私たちは自然の大地(生命現象)の基にした、種(植物の魂)という霊的なものを前提として語っていく。

 

実際には何者でもないのに、自分をひとかどの者だと思う人がいるなら、その人は自分自身を欺いているいます。各自で、自分の行ないを吟味してみなさい。そうすれば、自分に対してだけは誇れるとしても、他人に対しては誇れることはできないでしょう。銘々が自分の重荷を担うべきです。御言葉を教えてもらう人は、教えてくれる人と持ち物をすべて分かち合いなさい…ガラテヤヌ536

 

私たちは組織の一員である相手の依存先には興味がない。相手の考え方を知りたいだけであり、銘々が自分の重荷という表現は、依存の言葉を背にしているという意味となる。重荷を人に背負わせるという相手の表現は、相手の組織を消すことで、私と同じにアナログという姿となって、私の前に立つことになる。

 

思い違いをしてはいけません。神は、人から侮られることはありません。人は、自分の蒔いたものを、また刈り取ることになるのです。自分の肉に蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、霊に蒔く者は、霊から永遠の命を刈り取ります。たゆまず善を行ないましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります…ガラテヤ5:7~9

 

社会は人工的な既成の言語群によって、社会制度を前提とした組織化によって体系化された文明を発展させていく。それに対して、社会に参加していない人間の生命現象は、変幻自在な天気のような自然現象に呼応するように、自らも霊的な感覚によって、新しい受肉の言葉を発信していく。基の文字(いろは)を通した、外への変幻自在(イメージ)なデジタル世界(科学的な思考)が展開されていく。

 

  • 言語は自然に生じてくる。我々は文法のためのDNAを持ち、文章構成法のためのノイロンを持っている。言語をなくすことなどできない。人間は変化しながら、新しい道具や都市をいたるところにつくりだして、一つの文明から次の文明へと、這うようにして進んで行く。単語(人間)はそれ自体驚異である。どの単語も、その用途に合うように完全な工夫がこらされている。古くて力強い単語ほど膜(周辺)に包まれている。一語からなる詩のように、何層もの違った意味で包まれているのである…ルイストマス

隠喩への動機

君は秋の木陰が好き、なぜってすべてがなかば死んでいる。風はまるで足をひきずるように葉陰を抜け、そして言葉が意味もなく繰り返される。同じように、君は春にしあわせだった。四半分の物の半分の色で、ちょっぴり明るくなった空、消えてゆく雲、たった一羽の鳥、ぼんやりした月、ぼんやりした月が照らすぼんやりした世界。表現し尽くすことなどあり得ない物の世界。そこで君自身は全き君自身であったことなどない。そうなれたくもないし、そうあるべきではない。

変化に浮き立つ気分がほしい。隠喩への動機が

真昼の重みにたじろぐから、存在のいろはに、はつらつとした健康な気性、赤と青のハンマー、強烈な音、暗示に逆らう鋼鉄、鋭い閃光、生命の、傲慢な、破壊的で、支配的な何か

…ウォーレス・スティブンス

24/6/27ブログ参照