吉永南央さんの本です。




あらすじ。

紅雲町のはずれにある小さな商店街、通称「ヤナギ」が大家の発案で改装されることになった。
手掛けるのは新進気鋭の女性建築家だという。
長年の客で、数日前に店の前で車に轢かれそうになったお草も改装話を見守っていたが、関係者それぞれの〈秘密〉と思惑が絡んで計画は空中分解寸前にー。


こちらは〈紅雲町珈琲屋こよみ〉シリーズの第4弾です本

この本の魅力は、なんといってもお草さん。
コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営んでいる凛とした芯のあるそれでいて可愛いおばあちゃんです。
仕事も人との会話も関係もすごく大切にしていて、それでいて鋭い推理力もみせるから本当に素敵カナヘイきらきら
それでも今回は事故に巻き込まれたり、利用されたりとなかなかハラハラする展開でした。
でも、決して見離したりはしないんですけどね、お草さんは。

今回は改装についてのお話がメインで出てきたのですが、その中で、ものには記憶装置みたいなものがある、という言葉が出てきます。

確かに大切なものって、長年使ってきた思い出や愛着があってはじめて「大切なもの」になるような気がしますよね。

もうすぐクリスマス、明日の午後からは私も奇跡的に仕事がお休みで、五年前に夫と過ごした場所に出かけてこようという話になってますカナヘイハート

五年前のクリスマスにもらったネックレスをつけていこうかなてへぺろうさぎ

あの頃の気持ちも含めて大切なものです。

皆さんも素敵なクリスマスをサンタ