2016年の熊本地震の本震から今日で4年が経ちました。
4年という期間が長いのか短いのか、何とも言えない自分がいます。
熊本の街は眼に見えて復興してきています。
熊本のシンボル熊本城も限定的ながら一般公開も始まりました。
熊本城に新たな見物用の回廊も出来上がりましたが、新型コロナウイルス
の影響で一般公開は先延ばしになってしまいました。
阿蘇山方面では、メインの国道57号線の開通も10月には出来そうです。
崩落した阿蘇大橋は来年3月のメドだという事です。
又、同時に不通になっているJR九州の豊肥本線も8月に開通予定と
交通に関しては復旧がスピードアップしています。
新型コロナウイルスで先が見えない状況ですが、収束すれば観光も
し易くなるので期待しています。
震度7を2回初めて経験した熊本地震ですが、熊本地震以降は「余震」
という言葉が使われなくなりました。
普通は一度震度7クラスの地震が起きれば、それよりも大きい地震は
起きないと思いますよね。当時専門家の方々も「余震に注意」という言い方
をされていました。しかし28時間後にそれよりも大きい地震が襲いました。
自分でもまさかと思いました。
「1回目に地震より大きいのは来ないよね」という先入観が大きかったのです。
実際、今までそういう事を経験していないし、報道でも見た覚えがなかったので
仕方がない事だと思います。
しかし熊本で「想定外」の事が起き、「大地震の後にもっと大きい地震が来ることがある」
という事が現実に示されたことで、その後の注意喚起が変わりました。
又、避難に関しても「避難所などの駐車場での車中泊」という避難方法が大きく報道
され、避難の仕方でも新たな行動として報じられました。
地震の規模では「東日本大震災」の比ではないですが、地震での新たな事例が
いくつも出た地震ではあったと思います。
地震から4年経過しましたが、まだ完全に復興したわけではありません。
まだ建物を解体したまま空き地になっている所も多々あります。
ブロック塀が傾いたまま、一部が倒れて無くなっている塀なども数多く
あります。
完全復興にあと何年かかるのか判らないですが、少しづつでも復興が
進んでいる熊本です。