ぽぽろんのブログ

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2018年8月17日の14時頃、ホームヘルパーとケアマネから、父が一人で暮らしている団地のヘルパー日なのに、今日は鍵が開いていないと連絡が来た。
ケアマネは、ポストの郵便物とかの量からして、危険かもしれないから、すぐ家に行って欲しいと言われたが、自宅と父のケータイに、合計40回以上は電話しただろうか…
全く連絡が付かず、自分も心配になった為、夜の22:35頃、実家のベランダを外から見てみると、リビングの電気が付いている。
いつもは付いていないはずなのに…
とりあえず、玄関を開けたが、いつもと変わらない風景。
リビングのドアを開けると、椅子二つ繋げて目を開き口も開けた状態の父が見えた。
私には、父が亡くなったと理解出来ず、あまりの怖さで、ドアから、お父さん!お父さん!と呼んだが、返答は無い。
近づき、目を観ると黒目が混濁している。
肩を叩いても、筋肉が硬直しているようになっている。腕を動かそうとしても、死後硬直が始まっている。
オムツは、椅子の下に落ちていて、寒かったのか、下半身には、ジャージが掛けてあった。

私は、とりあえず、姉とケアマネに連絡して、警察と救急車にも連絡をした。

姉とケアマネが、到着して、あの二人の顔を今でも思い出す。やっと、終わったか…という顔をしていた。
私は、父が亡くなった時、何も思わなかった。
自ら、病院を退院を選び、生きることより、アルコールを摂取して死を選ぶことを本人がずっと望んでいたからだ。
亡くなった姿を見た時、食事を取っていない3週間でも、毎週父には会っていたが、一週間前より、全くの別人の顔になっていた。
ゴミ箱を見ると、栄養補助食品のゼリーのカラ袋があり、もしかしたら、オヤジは死にたくなかったのかと思った。
オヤジに会っても、ヘルパーに入院先を紹介してもらおうと思うと言っていたが、私は、受け入れ拒否されてる病院しかないから、もう入院出来る病院なんかないよ!自分で、入院はしないって選んだんだから、諦めな!と言ったり、私と姉が親元を離れて家庭を持っても、親の面倒を見るのが当たり前だろ!と言われても、約10年間、オヤジが問題を起こすたびに、俺も姉貴も頭下げて謝罪してきてるんだよ!退院日に、精神科に入院するなら、助けるって言ったら、もうオマエらに頼まん!って断ったの自分でしょ?と言ったり…
一日、焼酎900mlをストレートで飲んでるのを聞いて、飲酒をやめさせる為に、全然足りないからもっと沢山飲みなよと言ったり…
でも、会うたびに、娘がオヤジに逢いたがってるから、精神科行ってみても良いんじゃない?と聞いても、死を覚悟していた。
亡くなった次の日、刑事から連絡があり事件性は無い為、遺体をお返ししますと連絡があり、刑事に死因と死亡時刻を聞いたら、心臓死と言われ、つまり衰弱死 死亡時刻は、17日の朝7時頃と言われた。
私は、それを聞いて、あの部屋で一人で孤独にこの世を去ったのか…と、なんとも言えない辛さがあった。
自分が亡くなった父を発見するまで、誰もいない部屋で一人でずっと孤独に、発見されるのを待ってたんだ。
亡くなる前日に、父に逢いに行く予定を、何故ズラしてしまったのか。
いつまでも、後悔しかない。


葬儀と告別では、私は、何度も泣いてしまった。
なんで助けてあげられなかったのか。
きっと生きたかったんだろうな。
死ぬまで、迷惑はかけん!って言ってたけど、保険金やら色々考えてくれていたのも分かった。

葬儀の後、泊まり、オヤジの遺体に、何度もオヤジに今まで育ててくれて、有難うございました!とオヤジに初めて頭を何度も下げた。
そして、助けてあげられなくて、ホントにごめんなさい!と。


やっと父が亡くなって1ケ月近くが過ぎても、父をアルコール依存症から救うすべはなかったのか。もっと長生きしていて欲しかったと後悔しかない。

オヤジは、亡くなる時、何を考えてたんだろう。
早く見つけてくれと願っていたのか。
後は頼んだ。と思ったのか。
部屋を整理していても、ここで小さい時からオヤジと母親と姉貴と住んでた思い出が沢山思い出して、片付けながら、涙が出てきた。




オヤジ、ホントにごめん。
オヤジと、もっと色々話したかったよ。
育ててくれて、本当にありがとうございました。

辛い入院生活、お疲れ様でした。
一人で寂しい生活をさせちゃって、本当にごめんなさい

アルコール依存症になって、会社から降格されて会社に行きたくなくても、私と姉を育てるために必死に働いてくれて有難う

オヤジの事が、大嫌いだったけど、アルコールを飲んでない時のオヤジは無口で、色々ウチらを心配してくれてたね。

アルコール依存症になる前に、オヤジと色々話したかったよ
無口で頑固でも、ウチらのことをしっかり気にしてくれていたこと




オヤジが亡くなって、本当に色々気づかされました。
アルコール依存症の怖さ
当人が病気を完治させたいと思わなきゃ手を出せない病気
治療の為の入院も、3ケ月が限界という医療現場
アルコール依存症の家族として、出来ることはあるのか…
アルコール依存症になったら、入退院を繰り返して、死ぬのを待つしか出来ないのか。

何とか今のアルコール依存症患者の人達が救われる日が早々に来る事を望みます。

こんな辛い経験を、沢山の人がしてはいけない



今、自分が父親になって、父親として、家庭を持って、妻と子供をしっかりと養う事の責任感を父が亡くなって父から教わったような気がする


オヤジが亡くなっても、俺の父親には違わないからね。
最後まで有難う御座いました。