講演会終了!今後の課題 | 『トッシーと仲間たち』 トッシーの家族の一日。

『トッシーと仲間たち』 トッシーの家族の一日。

急性リンパ性白血病で天国へ旅立ってしまったトッシー。決してあなたのことは忘れないよ。
トッシーの家族の一日の出来事を書いています。

22日(日)に群馬県前橋へ講演会に行ってきました。

前回の講演から半年たっていたので、かなり緊張しましたが、

何とかミスも無く無事終了する事が出来ました。


講演内容ですが、タイトルを、「つながる命」として、

息子の闘病を通して命の大切さ、重さ、尊さを知ってもらいたい。

ドナーを待っている患者の気持ちと、ドナーとなって骨髄を提供した

ドナーの気持ちを話し、最後にバンクの現状、

全国初を成し遂げた骨髄ドナー助成金制度の実現等を話しました。


質疑応答で、ドナー登録をしている女性の方が手をあげたんですが、

質問じゃなくて、泣きながら話をしてくれました。

財団から適合通知がきて、一週間以内に提供の意思確認をして

送らないといけなかったけど、会社に休みをもらう事を言える

雰囲気じゃなくて、言いそびれてしまって、通知を出さなかったそうです。

その時点で、ドナー登録保留になったそうです。

それで、その通知を送らなかった事がすごく悔やまれて、

後悔していると、泣きながら話をしてくれました。

話しながらずっと泣いていました。


きっと、ドナーを待ち続けている患者の気持ち、

骨髄移植しか生きる道が無い事、

移植をすれば必ず生きられる保証は無いけど、

生きるチャンスをあげる事が出来る、

患者は希望を持って闘う事が出来る、

等、話を聞いて患者に対して、本当に申しわけない事をしたと、

ずっと後悔しているそうです。その方、小さなお子さんもいたから

きっと、私の母の気持ちがストレートに伝わったのかも知れません。

私は、きっとその患者さんはドナーさんが見つかって、移植出来ています。

自分を責めないでください。と答えました。


企業は、ドナーに選ばれた従業員を気持ち良く送り出して欲しい。

そのためには、何をしたらいいのか。

ドナーの助成金は実現したから、今度は企業に対して何か考えないと…

ドナー登録は増えても、提供率の6割は変わらないと思う。

4割の方はドナーが見つかっても、提供してもらえない現状を

本当にどうにかしたい。

小さな子がいたら、財団が保育所と提携するなど、財団も考えて欲しい。


来賓に市の方がいらしていて、私の話を聞いて、

ドナー助成金の事を検討したいとおっしゃっていました。

2例目に続いて3例目の実現を期待しています。



たくさんの方においで頂き本当にありがとうございました。