先日のこと、実家へ行ってきました。

 

こんにちは

夢療法家 夢美です。

 

ここ数年ずっと、

物であふれている実家を何とかしたいと思いつつ、

「食器棚を整理して使いやすいようにしない?」と言い続け、

その度に却下され続けてきたところ。

 

一緒にいる弟いわく、最近、食器を割ることが多いそう。

年齢のせいもありますが、使い勝手が悪い?と気づいたのか

ようやく「そうね~」と、片付けてもいいと言い始めた母。

機は熟した、いつ行こうかなと考え始めたところでした。

 

1月に見た夢

いつもは大通りから入るのに、

裏山沿いの畑道から実家へ向かう。

そこは、なぜが商店が立ち並び賑やかで、

いつの間にこんなになったのだろうと思いながら、

角を曲がると実家があるはずなのに、家がない。

こっちかな?と探して奥へ入っていくと、

古い、見慣れた家々が並ぶ一角に家をみつける。

 

 

いつもは通らない方向、裏側からの道

「裏から向かう」ところが、正攻法ではないのかな?

と思いつつ、駅からいつもの道、正面から行きました。

 

「泥棒は裏口から」と言うように、

夢では「裏口からくる人には注意する」とあります。

もしや私は、何か本心を隠しているのかな?(と、自分ではわかりません)

母にとって私は「片付け」という

波乱を持ち込む人なのかもしれません。

 

3歳の時に引っ越した、

60年以上前に開発された住宅地。

子どもの頃は、大通りに面して商店が並び、活気があったのに、

道路の拡張工事の為にほぼ全部立ち退いてしまい

今は、坂を上った駅周辺まで行かないと

スーパーなど商店がない・・・という買い物難民地帯。

 

ひとり暮らしの家が増えたかと思うと、

一軒の敷地に2軒の建売が建ち、

若い世代が住み始め活気を取り戻しつつあります。

 

私は結婚して家を出たので、余計そう感じるのか

実家はタイムスリップしたように昭和のまんま。

老親は何とか元気に生活しているので、それを維持したまま

怪我無く暮らして欲しいので、使いやすさと住みやすさを

とにかく物を減らしたいのです。

 

まずは90歳を迎えた父に、

「念のため、介護認定を取っておいてね」とお願い。

「そんなものは、いらん~」と抵抗されるかと思いきや、

あっけなく了解されて、一安心。

お昼を食べて、食器棚の整理を始めました。

 

それにしても物が多い!多すぎる!

おそらくこれは、親の家あるある。

同じようにお悩みの子世代が大勢いることと思います。

 

母は、たくさんの物を持っていたい人。なんでも取っておく、質より量。

父は、使わないものは処分したい人で、真反対。

 

というのも70歳の頃、父は

自分の実家を片付けに毎日通って処分して

それがとても大変だった経験があるからで、

使っていないものは手放すに積極的です。

 

食器類を全部取り出して食卓に並べ、

並びきらないものは、出窓に並べて出しました。

「こんなにたくさん入っていたんだね~」と一同驚き。

棚を拭いて、新たにシートを敷き直し、

今後使うものだけ戻す・・・選別作業。

 

お皿1枚でも、母が要らないものと

父が使う、と言い張るものが食い違う・・・

そのたびにひとまず保留、保留。

 

「それぞれ、思い入れとか考えが違うんだよね」と言いながら

使わないもの、手放すものを段ボールとゴミ袋に入れる作業。

 

捨てるための分別作業は、自治体が違うと、

こうも違うのか?というくらい、全くゴミの行く先が違います。

燃えるゴミ? & 燃えないゴミ?に分別するそうで、

「これ燃えるよね~」

「いや、燃えない」と言うやり取りに、お手上げ~

同じ日本なのに、どうして統一されてないの?という

疑問と怒りが湧き上がります。

 

 

3時間ほどかかってやっと終了~

食器棚に少し隙間ができたかな。

後は、使いながら整えてもらいます。

 

片付け中、とても懐かしい物がたくさん出てきました。

父がよく晩酌していた徳利、

カルピスを飲んだグラスと同じ柄のガラス皿。

懐かしいのと、まあ良く残っていたよね~と言う想い。

家族の歴史というか、子どもの頃の時間はどこへいったのかと、

ちょっと遠い目になりました。

 

1つ、母がどうしても手放したくない、と言い張ったものは

「来客用の茶器と茶托」。

お茶碗の絵柄により使う時期、季節があるから

茶托と合わせて3~4種類そのまま取っておきたいとのこと。

 

来客は、ケアマネさんと整体の先生くらいですが

ちゃんとした茶器でお茶を出したいという気持ちを尊重し

引き出しに、きれいに並べました。

サクラの季節には桜柄の茶器で、桜の木の茶托・・・というように

季節外れのものは、「お客様にはだせないのよ」と言います。

そう、お着物の柄も同じく、そうですね。

 

日本文化の良き風情あるところは、

次の世代に伝えていきたいところです。

 

それにしても~疲れた。

 

今回は食器棚だけ・・・それなのにもうクタクタです、

実家の片づけは、まだまだ果てしなく、先が長いこと。

また今度、キッチンをやろうね~と言って帰宅しました。

 

ほんの一部です