紫檀柄香炉 | y-sakushimaのブログ

y-sakushimaのブログ

ブログの説明を入力します。

金属ではなく木製しかも紫檀の柄香炉というのは珍しい!
これも優雅で品のある柄香炉だ

金の模様は金泥か蒔絵か、もしくは截金かなと思って説明を見ると象嵌らしい!
なんと!

象嵌というのは、土台になる所の模様を彫り込んで、金の地金を嵌め込む技法をいう。
つまり金地金をたくさん使っているということ!

そしてまた下に鏡が置いてあったのだけれど、覗いてみると裏側にまで手抜きなくびっしりと同じように金がびっしり象嵌してある!(ヒェ〜!)

持ち送りの裏側も多分銀だと思うが凄く細かく綺麗な彫金がしてあった。ただしこれは後補らしい!でもよくできている

獅子も品よく躍動的で実に姿がいい
ただ鋳物の精度は良くなくて、巣穴や傷は残っている。今なら「精度が良くないからやり直せ!」と言われるだろう!
でも私から見れば、精度より味わいというか動きがよく表現されていてよくできていると思う!

この辺を理解してくれる人が多いといいんだけれど!(。-_-。)

いうならば、好き好きの域になるのかもしれないが、
人が筆で書いた隷書と印刷で書いた明朝体の差みたいなもんかな!

それにしてもこれは良かった!(^。^)