ゴルフから戻ってきて、シャワーを浴びたりして一休みした後、マウナケア山頂 スターゲイジング・ツアーへ出発。
3時くらいにツアーの車が迎えに来てくれました。
車から降りてきたのは40代くらいのやたらテンションの高いリチャードっていうツアーガイド。
車の中には、日本人の女の子2人組と、フィリピン人のカップルが乗っていて、私たち5人と合わせて総勢10人です。
リチャードは日本に10何年か住んでたそうで、日本がすごく流暢。
もうずーっと喋りっぱなしです。
日本ではいろいろな仕事をやって、ホテルにも勤めていて、そこがドラマ『HOTEL』の舞台になって
「タカシ~マサン」とどうしたとかこうしたとか・・・。
しかも日本語で話した後、フィリピン人のお客のために同じ内容をまた英語で話すので・・・
それで、途中で「イェ~~イ!!」とか叫ぶのですが、乗客にもそれを強要・・・。
ノリが悪いと、
「みんな、どうしたの?もっと元気だそうよ、リチャード悲しいよ」
とか言われて、やり直しをさせられ・・・はうっ
おまけにゴルフのために6時くらいに起きた私は、だんだん睡魔が・・・zzz
そしたら
「一番後ろの人、寝ちゃダメでしょっ」って怒られるし・・・
でもね、寝ちゃダメなのには理由があるんです。
マウナケアは標高4205メートルで、富士山よりも高いところにあります。
山頂まで車で行けるので楽だけど、それでも酸素が少ないので、気をつけないと高山病になるらしい。
で、途中で寝ると、高山病の症状が出やすいんだって。
それは車に乗ってすぐにもらった注意書きにも書いてあったの。
でもでも、眠いのは止められないんだもーん
何とか眠気を我慢しつつ、道の両脇に広がる広大な牧場を眺めながら、ジェットコースター並みのでこぼこ道を通り抜け、
1時間ちょっとで標高2800mの場所にある、オニヅカ・ビジターセンターに到着。
ここで、夕食のお弁当を食べたり散歩したりしながら、高所の薄い空気に体を慣らします。
チキンの照り焼き、スパムとインゲンのソテー、ゆで卵など。
味はうーん・・・まぁまぁ。
実はツアーを申し込むときに、『普通』のツアーと『デラックス』っていうのがあったの。
「どう違うんですか?」って聞いたら「車と弁当が豪華になります」って言われて、
「高齢の義母もいることだし、いい車のほうが・・・」って
(本当は、『豪華な弁当』に惹かれて・・・(笑))
「じゃあデラックスでお願いします」って言ったんだけど、
そっちが5人分取れなくて・・・「普通」になりました・・・
周りでお弁当を食べてる人を見たら、それぞれのツアーごとに何種類かのお弁当が・・・。
中には煮物やトンカツが入った幕の内弁当みたいなのを食べてる人もいて、
(ふーん、あれが『デラックス』ね・・・)ってしっかりチェックしました(笑)
1時間半くらいそこで休憩して、いよいよ山頂へ。
景色のいい所に車を止めて外に出ると、寒い~ (>_<)
元々、フードつきのパーカーとかジャケットとか重ね着して寒さ対策はしてきたけど、山頂はかなりの寒さです。
それでもこの日は、前日までに比べると、かなり暖かかったようなのですが・・・。
でも大丈夫。
こういうツアーではちゃんと厚手の防寒コートを貸してくれます。
日頃、夕陽をじっくりと観ることなんてなかなかないけど、こうやって見ていると本当にきれいで感動します。
夕陽が沈んだ後は、またオニヅカセンターまで下って、その近くの街灯のない空き地で星空鑑賞。
リチャードがいろいろな星座を示しながら説明してくれて、その後天体望遠鏡で見せてくれます。
星の写真を撮ることはできないけど、最後に天体望遠鏡で見ている月を、
リチャードがそれぞれのデジカメで撮影してくれました。
ネットで探せばこういう画像は珍しくないけど、この日私たちが見ていた月の画像だと思うと大切な一枚です。
車に戻って、ハワイアンのCDを聴きながら帰路に着きます。
「2曲目になったら寝てイイデスヨ~」と言われたので、今度は堂々と寝ました(笑)
(ハワイアンってお昼寝のBGMにいいなー。日本に帰ったらCD買おうっと)~なんて思いながら。
保養所まで送ってもらってリチャードともお別れ。
最初はちょっとウルサイと思ったけど、説明もわかりやすくて楽しかったです。
帰ってから、リチャードの写真も撮っておけばよかったなーなんて思ったり。
でも・・・ネットで検索してみたらありました(笑)
このツアー決して安くはないけど、ハワイ島に行かれる方にはオススメのツアーだと思います。
ハワイ旅行 第三日目 その1 へつづく