あれは、いまから何年前だろう。。。
きっと、永遠に終わらない純愛…ならぬ、純恋。
私が14歳の時だった。
ある日、バスケット部の後輩の好きな彼を体育館の窓から見ていた。
『先輩、あの人です!あの、サッカーボール触ってる!!!』
はいはい、と見たら彼は倉庫の前で同じく新入生の部員たちとサッカーボールで
リフティングの練習中だった。
特別、かっこいいわけでもなく、”ふーん”
としか思わなかった。
でも、初めて見たその姿を忘れることはなかった。
その日から、私と仲良しの友達とでその彼を見るたびに話しかけたりしていた。
後輩と彼がうまくいけばいいね、と思っていたので。
当時、好きな人も彼もいなかった私は、そんなことしか楽しみがなかったのだ。
何日も何日も挨拶しているうちに、なんとなく彼が気になって仕方なくなっていた。
年下に興味なんかなかったのに。
しかも、後輩のすきなひと。
(…まぁ、そこは元々あまり彼氏ではない限り気にしてはいないが)
半年くらいが過ぎ、バレンタインデーに私は彼に告白した。
後輩には、申し訳なかったけど好きな気持ちを止めることはできなかった。
ホワイトデーまでに考えてほしいと手紙を添えてチョコを渡した。
告白したはいいけど、その日からドキドキが止まらなくなった。
私の気持ちを受け入れてくれる確立は、あまりにも低かったから。
彼は、年下。
中学1年生と2年生の違いは当時にしたら大きかったのだ。
約束のホワイトデーになった。
彼は、飴の入った缶とともに、手紙をくれた。
『先輩へ
僕もずっと前から好きでした』
と。
ホント、嬉しかった。
その日から、私と彼の交際が始まった。
そしてすぐ、私は中学3年、彼は中学2年になった。
当時、女が年上で付き合うって中学校では、まずなかったので
私たちのカップルは学校中で知れ渡っていた。
彼は、優等生で頭が良く、サッカー部ではキーパーをしていて
とってもシャイで甘えん坊。とっても、可愛いヤツだった。
逆に私は中学2年生から少し道の外れたヤツになっていた。
”不釣り合い”と言えば、不釣り合いだったのかもしれない。
なかなか一緒に居ることはできなかったけど
手紙のやり取りしたり
毎日一緒に帰宅していた。
ホントに彼はシャイだったけど、手紙では強気だった(笑)
私たちは、手をつなぐことすらなかなかできなかった。
いつも手紙で”今日は手を繋いで帰ろう”って話してた。
電話で話した記憶より、手紙でやり取りした記憶の方が強い。
3年の階に普通に来て渡す彼、でも、私はなかなか2年の階に私に行くことができなかった。
私たちには、応援してくれる仲間がたくさんいた。
私の友達、私の学年のキーパーくんやその彼女、彼の仲良しの友達。
学校の先生までも(笑)
彼はホントに私を好きでいてくれた。
私もホントに彼が好きだった。
だけど、不安だった。
何がって聞かれてもわからないけど、自身がなかった。
私たちは塾に行っていた。
私と彼の塾は近かったけど違う場所。
彼と同じ塾に私の友達が通っていた。
彼は言えが厳しく、私の方が終わるのが遅かったのでなかなか一緒に帰れることはなかった。
彼は、私の友達と一緒に帰って2人で私との恋愛話をしていたらしい。
それが、うらやましく、また寂しかったんだけど、”私は年上なんだから”と、なかなか気持ちは言えなかった。
そんなことが苦しく別れを告げた。
誤解、いや全ては私のやきもち。
彼のことは、別れても好きだった。
初めてのお付き合いだった彼は、そんなやきもちには気づいてくれなかった。
それでも、彼は私を好きでいてくれた。
同じ塾に通う私の友達と”元サヤ計画”をたててくれてた。
そして無事に私の誕生日に寄りを戻した。
学年が違うと、もちろん行事も違う。
同学年だと、イベントって楽しいんだけどねぇ。
私の修学旅行の時期がやってきた。
彼は、朝早く起きて送って行ってくれた。
そして、手紙をくれた。
夜、宿で手紙を読んだら合計3枚の手紙が入ってた。
”1日目” ”2日目” ”3日目”それぞれに書いてあった。
私が寂しくないよう、毎日分の手紙を書いてくれてたのだ。
夜はすぐ眠くなっちゃう彼が、3日分も書いてくれてたかと思うと胸が熱くなった。
ホントにこの人を好きになれてよかったって。
彼は、心がキレイで優しい人だった。
純粋だった。
私の心も洗われるようで、彼と居るのが心地よかった。
順調に進んでいた交際。
夏休みに入り、楽しい時間が過ごせると思っていたのに。