書くことじゃないと思っていたけど
2年経ち、色々あり、
やっぱりモヤモヤするので
書いてしまおう。
長くなります

2023年9月のある日。
午前中
家のチャイムが鳴りました。
ミッフィーと私
ふたりとも在宅でしたが
面倒だったので
居留守を使い、出ませんでした。
で、後で確認したら
隣の家の奥さんでした。
そして昼前にまた
チャイムが鳴ったので、
今度は私が出ました。
※ちなみに、このお隣さんは
以前ブログに書いた
ゴミ捨て場掃除&回覧板のことで
私がモヤモヤした時の人とは
逆隣の家の人で、別人です。
私がドアを開けると
泣きそうな、か細い震える声で
「あの…すみません。
お姉さんいますか?」
と突然言われました。
“なんかいつもと様子が違うな、
元気でフランクな人なので
私にこんな話し方を
する人じゃないのにな

”
と思いつつ、
とりあえずミッフィーに
お隣さんが呼んでいると伝えると、
ミッフィーが玄関で
話を始めました。
しばらく時間が経過して
Aさん(お隣さん)が去ったあと
ため息まじりのミッフィー。
詳しい話を聞きました。
どうやら、
借金のお願いだったようです…。
お金が無いので貸して欲しい。
とのこと。
・旦那さんには秘密。
・自分が家のやりくりをしていたので、言いたくない。
・家族や親戚は病気だったり
疎遠で頼めない。
・旦那さんも病気がわかった。
・旦那さんのローンや
電化製品が続けて壊れたりで
お金が足りないので
10〜15万必要。
・今年の返金は無理だけど
来年年金から
少しずつ返していけたらと。
◆結局、
13万円あればと言っていたらしい。
ま、簡単にまとめると
こんな内容です。
まず疑問なのが、
何故うちに来たのか。
お隣り同士とはいえ、
会ったら挨拶する程度で
そこまで親しいわけでもない。
借金て、借りたら気を遣うし、
顔を合わせにくくなるし
隣近所の人って
頼みにくくないのかな?
Aさんて
とても顔の広い人なんですよね。
これまでの印象は
面倒見のいい人。
引っ越してきた人と
いつの間にか
顔見知りになっているような人。
なので仲のいい人なんて、
この辺一帯の家、職場の人と、
我が家以外にたくさんいるはず。
そして、
旦那さんに秘密でお金借りるって
本当に返せるのか?
まずは旦那さんに話さないと
解決しないのでは?
他人に借金するのに
旦那さんに黙って
誤魔化そうって虫が良すぎでは?
たしかに
息子さんとは疎遠になっていると
父に聞いたことがありました。
病気やローン等々の話は、
正直事実なのか
確認のしようがないから
わからないし、
他人の家のことはわかるわけない。
お互い、ここに住んで長いけれど
話をすべて信じられるほど
お隣さんのことも知らないし…。
何より私たちが気になったのが、
こちらが
「いくらくらい必要なんですか?」
等の金額の質問をしていないのに、
借りる側の人が
金額を指定して話してくること。
え、図々しくない?
しかも
13万?!

隣の家とはいえ
赤の他人に13万?!
私の中では13万て大金だし
簡単に人に貸せる
お金じゃないと思うの。
本当に返ってくるかも
わからない赤の他人に、
10万超え?
我が家はそんなに
余裕のある家では
ないんですけど??
しかも何故
そんなに関わりがない
ミッフィーに??
近所同士のお金の貸し借りなんて
最悪なので、
とりあえずミッフィーは
考えさせてほしいと伝え、
Aさんの携帯番号を聞いて
帰ってもらったそうです。
これ、他の家には
頼みに行ったのだろうか??
謎だけど、確認するすべもない。
ベラベラと
他人の借金の話なんて
したくないし。
とりあえず、父に連絡をして
その話をしたところ
父は「貸さなくていい」
という返事。
そりゃそうなるよね。
ミッフィーもその意見に同意でした。
でも…
本当に困っているなら…
母が生きていた頃、
お隣さんが母のことを
気遣ってくれていたこともあり
無碍に扱うのも
冷たすぎるのではないか
と、心配にもなる。
どうしようか悩みました。
これからも隣り同士で暮らしていくし
穏便に済ませたい気持ちもある。
ただ、他人へお金を貸すって、
それはもうあげると思って
渡さないといけない。
私が個人的に少し渡そうかと
ミッフィーに言いましたが、
ミッフィーは
そんなことしなくていいと。
その日の夜。
ミッフィーがAさんに電話をして
家に来てもらいました。
まず、
父に話をしたこと。
父はお金の貸し借りを
渋っていたこと。
2回目はもう無いことを
ミッフィーがお話しまして
で、父からではなく
ミッフィーから
「母のことなどで
お世話になりましたし、
私からということで
5万円を差し上げます」
と伝えました。
とはいえ
正直なところ
ミッフィーだって
5万なんてお金
当然渡したくなかったですよ。
でも
・本当に困っているなら
・隣の家と今後も揉めたくない
・これまでの隣同士のご縁もあるし
そして何より
“差し上げますと言ったとはいえ、
気持ちがあるなら
隣の家の人だし、
少しずつでも
返そうとしてくれるのではないか”
という気持ちがあってのことです。
Aさんは、
申し訳ないのでお借りします
とは初めは言っていたものの、
書面で残すという話を
出してくることもなく
どうぞとミッフィーが言ったら、
普通に受け取ったようです…。
で、最後に一言Aさんから。
「ちょっとでもいただけると
ありがたいので」
だって!
“ちょっと”だって!!!

5万円が
ちょっとだってさ!
13万貸してほしかったのが
5万だったからって、
ちょっとだって!
よくそんなこと
目の前で言えるよね。
笑えない

ビックリしました。
面倒見のいい、
人のいい人だと思っていたから。
そんなこと言う人なんだ。
で、取ってつけたように
「お父さんはお元気?
会いに行きたいです」
って。
いやいや、
もう信用無いのよ…
とてもじゃないけど
父に会わせたくない。
いえいえ結構ですと
お断りさせていただきました。
まあ、それ以降
私たちのお隣さんへの
見方が変わりました。
その後、Aさんに会うと
挨拶を何事もなく普通にされまして。
よく挨拶できるなぁ…
という気持ちになってしまう
ミッフィー。
うん、こちらが戸惑うよね

で、それからも
私には普通に挨拶をして
ちょっと話しかけられることがあるけど。
私も心は複雑ですよ。
ミッフィーとAさんが
顔を合わせる頻度は
ほんの数回でしたが、
向こうもこちらのモヤモヤを
何か察知したのか、
ミッフィーに対して
低姿勢な感じが
出ているような気がします。
隣近所の貸し借りなんて
こんな空気になるし
ろくなことにならないんだよ…。
2024年の夏頃、
Aさんの旦那さんが
認知症を患っているっぽいことを知りました。
Aさん自身も
体調悪かったりしてたのかな?
だからお金が
必要だったのかもしれない。
とはいえ1年、
まあ当然のことながら
Aさんからお金が一銭でも
返ってくることはありません。
気配すらもない。
が、
Aさんの家の軒の
補修工事がありまして。
隣の家なので、業者さんが
ご迷惑をお掛けします〜って
挨拶に来るわけで。
え…お金あるじゃん
と思ってしまうわけです。
まずは借金返そうと思わないの?と。
優先順位違くない?
お金差し上げますって言われたから
貰ったってことなんか…。
近所のお家も、我が家も
古い家だったりするけど
そんなに色々家の補修やらで
業者さん何度も呼んでる家って
見掛けないんだよね…
結構なお金かかるじゃん。
このご時世
ポンポンお金使えないじゃん。
いやぁ、すごいね
そして、そのまま過ぎて
今年。
9月頃だったかな
お隣さんが今度は
瓦の補修工事をするとかで
また挨拶に業者さんが来たんですよ。
で、この業者さんなんだけど
昔何度も何度もセールスで
家にやってきて
とてもウザかった所。
当時はAさんが塗装工事を
頼んだタイミングで、
何故か父もセールス負けしたのか
塗装工事を頼んだんだけど。
私としては
いい印象がないままの所。
塗装工事は
ちゃんとやってくれたとは思うけど、
後のケアとかそのままだったし。
ハッキリ言って関わりたくない。
で、
挨拶にやってきたついでに
我が家にもセールスを
しようとした業者さん。
私たちはその日
留守で出なかったわけです。
が、諦めずに夕方また来た。
でもインターフォンのカメラを見て
知らない人なので出なかったら。
今度はAさんが一緒になって
我が家にやって来たわけです。
少し言いにくそうに、
「補修工事するんです」って。
「家が古くて色々と…」って
言い訳してた。
よく言いにこれたな。
心の中で
“金返せよ”と思っていた私。
で、業者さんが
説明しだしたんです。
「チャイム鳴らしたんだけど
出ないから、
男の人だから
警戒されてるのかなと思って
Aさんについてきてもらったんです」
だって。
で、予想通り
うちの屋根のことについても
古くなってるからとセールス。
心配してる風に
善人面してセールス来るの
すごいムカつくし
断るのも面倒臭い。
しつこいし。
胡散臭い他の業者も
同じこと言って来るんだよね。
イライラする私。
Aさんさ、
自分が依頼したからって
胡散臭い会社のセールスの
手伝いしてんじゃねーよ

と正直思った私。
近所に迷惑かけんな

そして、この時
Aさんが深く考えずに
こちらの家の個人情報的なことを
サラッと会話に挟んだわけです。
その無神経さにもイラッとして

他にも断るために
言いたくないことを
言わされたりして。
本当に本当に、嫌だった。
Aさんへの信頼
完全にゼロになりました。
そして先月のこと。
Aさんがやってきまして。
涙ながらに震える声で言いました。
「お姉さんいますか?」と。
ん?デジャヴ??
なんだよどうした?と思いつつ、
ミッフィーを呼ぶ。
6月に旦那さんが亡くなり、
8月?に納骨を無事に済ませまして。
あの時は色々とお世話になり
ありがとうございました。
と。
亡くなったこと、
全然知らなかった…
入院されていることは
なんとなく知っていたけど。
で、挨拶と共に
Aさんから渡された物。
いやいや、結構ですよと
ミッフィーは言ったのですが
どうぞと渡され、
Aさんが帰ってから
後ほど開けてみると
メロンが1個。
えーと…
え、もしかして5万の御礼が
これってこと???

わざわざメロンを
買ってきてくれたんでしょうけど…。
差し上げますと渡した5万だし、
返してくれたら
嬉しいと思っていたけど…
5万がメロンで手打ち的な??
しかもこのメロン
どこの八百屋で買ったのよ
メロン置いてる土台、
いちご4パック入れるあの段ボールを裏っ返して作ったやつだったからね。
雑すぎない?
お気持ちだからと言われたら
何も言えないけども!
そして、今月に入り
ポストに入っていた
お隣さんが塗装工事をするという
業者さんからのご挨拶の紙とタオル。
・・・
私もさすがに呆れました。
金あるね〜!(笑)
メロン1個で済ませて、
5万返さず
普通に過ごせるのすごいな(笑)
最近すごく
思うようになったのですが
Aさんて演技派なんだよね(笑)
この人、声が大きいから
外で話している声が
よく聞こえるんですよ。
知り合いと話をしている時は、
私が知ってる昔の明るい話し方。
旦那さんのこと、自分の病気のこと
そういう内容でも
普通に話してる。
でもミッフィーと挨拶する時は
すごく気を遣って
声も小さく弱々しく低姿勢。
私に会った時は、
こちらが引くぐらい
日によって態度が二転三転する。
「おはよう。これから病院?」
って普通にカラッと会話する時もあれば
家の前で出くわして
ちょっとぶつかりそうに
なった時には、
「すみませんすみません。
私が気づかなくて

」
って何度も頭を下げてた。
ちょっと心配になるくらい
態度が変わる。
元気ないのかな?
体調悪いの?って。
まあ…私たちに対してはやっぱり
お金のことがあるからなのかな?
とは思うけど…。
私は態度に
一切出すことはしていないけど。
不満は溜まるよね。
今回の塗装工事の少し前、
私がトイレに入っている時に
知り合いの男性?とAさんが
すぐ裏で話している声が聞こえてきて
水道管の工事に25万かかったって。
ぼったくりだって
Aさんが怒って話してたけど。
この話を耳にしてからの、
塗装工事のお話だったもので。
ほんとに、お金あるよね。
ミッフィーに5万返せよ!
そう思うくらいは許してほしいわ

本当にその時、
お金に困ってたのかもしれない。
こちらは差し上げますと言った。
ーーーでもさぁ
隣の家なのよ。
何年も何年も
隣に住んでるわけよ。
申し訳ないなとか
顔合わせづらいなぁとか
思ってるから、
あんな態度になっちゃうわけでしょ?
メロン1個で終わり?
真っ先にお金を返そうって
気持ちないんかい?
Aさんは
たぶん他の人には
お金借りてない気がします。
私たちはご近所さんと
そんなに交流ないから。
だから、借りに来たんだと思うの。
ベラベラ周りに話が行かない相手を選んで借金に来たんだと思う。
他の人との会話、
借りてるような雰囲気全然ないから。
旦那さんの認知症も
奥さんの病気も本当だろうし。
全部が全部嘘だとは思わないけど。
弱々しい素振りや
涙ながらの態度は演技だと思う。
人ってわからないなぁ。
隣の家じゃなかったら、
Aさんじゃなかったら、
絶対貸していなかったのに。
Aさんて、借金頼まれたら
率先してお金貸してあげそうな
そんな人なんだよね。
泣いてる子供見かけたら
ご近所の親が戻ってくるまで
気を遣ってあげたりする人だった。
でも、ここ数年
自治会館の前の駐車場に
自分の車をずっと置いてる人でもある。
以前は近くに
駐車場を借りていたけど、
足が悪くなってきたのと
お金がかかるのと、
その時たまたまAさんが
自治会館の管理をしていたから
置かせてもらっていたんだろうけど。
で、今はその役割も終わってる。
でもずっと
我が物顔で駐車してるんだよね。
借金の後から、なんか色々と
気になる部分が見えてきて。
そっかぁ…
そういう人だったのか…
と、モヤモヤ。
腹が立ちつつ
悲しくもあり。
そんなお話でした。
最後まで読んでくださった方
ありがとうございます
