世界の片隅のちっぽけな本棚

世界の片隅のちっぽけな本棚

世界の片隅にある、このちっぽけな本棚を見つけてくれた方々に、心安らげる、有意義な時間をもたらしたい。
そのことが本棚の願いであり、幸せです。


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一人っ子ということもあり、昔から空想の世界に入り込むのが好きだった。

それは一種の逃げだったのかもしれない。


自分が作る、自分だけの、自分にとって都合の良い世界。

そこに身を委ねることの心地よさ、安心感。

しかし同時にそれは、心を蝕む闇の世界でもある。


現実は楽しいことばかりではなく、常に光あるところを進めるわけでもない。

闇の中を明かりなく進むこともあれば、

針の上を歩くがのごとく、苦痛を伴いながら先へ行かなければならないときもある。

想像のような、空想の世界のようにうまくはいかない。


空想の中の自分は、常にヒーロー。

人を騙して、私服を肥やす悪を滅ぼす。


でも、現実は。甘くはない。


嘘偽りなく、誠実に過ごすことは難しい。

騙し、騙され、結局、悪知恵の働く者が生き残る。

正義の味方なんて、どこにもいない。

いるとすれば、己の心の中。

良心という、闇を照らす光。


現実は空想とは違う。

ここには到底書けない経験もたくさんしてきた。

人間の屑とも出会い、そして、自分もいつしかそうなっていた。


この絶望から抜け出すには光が必要だ。

それは昔から逃げ込んでいた空想の世界にはない。

あるのは、心の中。


胸に手をあて、闇の中にある光を携え、前を向く。

広がる絶望という現実の舞台。

今のままじゃ、明日すら迎えられない。


逃げるな、目をつむるな、甘い空想に戸惑うな、踏み出せ。


一歩、その一歩が、次なる一歩へ。

そしていつか現実に祝福を。

お金に困るようになってから、よくこんな夢想をしている。


労せず莫大な金銭を得るか、記憶を残したまま好きな過去へと戻るか。

選ぶとしたら、どちら。


という、くだらなく、ばかばかしく、浅はかな想像。


若い頃であれば、迷わずお金を選んでいただろう。

しかし歳を重ねるにつれ、時間のありがたみと、

そして過去に犯した罪の大きさから目を覆いたくなる。


あのときこうしていたら。


その連続が今の自分であり、今の立ち位置だ。

現状への不満は、すなわち、過去の自分への不満。


それが如実にわかりだしてから、過去への回帰願望が強烈にましてきた。

今の自分なら、あんな間違いは犯さない。

きっともっと良い人生を、自分自身に歩ませるはずだ……。


だが、そんな夢想は無駄でしかない。

過去には戻れない。

未来へと進んでいる。

だったら、その未来の自分に、今の自分を後悔させないよう、

日々を生きることしかできない。


日々は選択の連続。

より良い道を選び続けることは難しい。

しかし少しでも、頭の片隅で、未来の自分を意識できれば、

その選択の判断基準も精度を増すはず。


だから、今を一生懸命。

今できる最良の選択を。

過去の自分を悔やまぬよう。

未来の自分を悲観せぬよう。


現在の自分を、大切に。

いつものように年を越してしまったが、今年はいつもの一年にしてはいけない。

けじめをつけなきゃいけない問題が山積みだ。

今まで逃げ回ってきたつけが、ここにきて一気に押し寄せてきている。


今年のテーマは一言、「逃げない」。


今の現状からも、押し寄せる問題からも、自分自身からも。

目を伏せるな、辛くても前を向き、一歩を踏み出せ。


そしてなによりも。


逃げない。

心に刻んだその言葉からも。

逃げない。


2013年、突っ走るぜ。




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夢宮絢霧