たとえば隣に座る名前も知らないおじさんが、

たとえば昨日すれ違った高校生が、

おととい目に付いたオシャレなお姉さんが。


たとえば私が、

あなたが、


たとえば、そう考えると

どうしようもなく悲しい、と思える自分、

それがとても、嬉しいのです


いつかのはなし、

私が見た人がみんな、そうなる

抗えないけど、止められないけど、

みんな、前を向いて


そのときに向かって

そのときをすこし、怖く思いながら。


死ぬのも、生きるうちなのよ、と。

友達なんていらない

ひとりぼっちの教室で

静まり返る宇宙を聞く


反響する笑い声が

イヤホンの間から入り込む

求めそうになる心に

針を刺して標本にする


隠して 迷って 泣きそうになって

宇宙を抱えて僕は歩く


友達なんていらない

だれもいない世界で

押し潰される宇宙を聞く

かなしいのは

きょうも あしたも あさっても

永遠につづく いきるみち


たのしいのは

きのう おととい うまれるまえ

過去におきざりで ついてこない


さみしいのは

ここにも うみにも せかいじゅう

宇宙のはてに みなひとり


いきるのは

かなしい たのしい しにたいのれんさ

ひろがる色彩 つつむ闇


みんなおなじ今日は いきれない


這い出せなかった

後悔していたのに

また同じことを

繰り返し、繰り返し


愛なんていらなかった

友だっていらなかった

ほしいのはひとつだけ

上手く機能する心臓


変われなかった

悲しかったのに

また同じことを

繰り返し、繰り返し

繰り返し、繰り返し、


いつまでも逝けない


あのころは
なにも憎むものなんてなくて
ただ楽しみをひろいながら
まいにちを生きていた

ひらがなだらけで不揃いな
あのころを見つけて
わたしは濁る

あのころは
だれにも敵なんかいなくて
ただ楽しいからわらいながら
まいにちを歩いていた

うたがいなく純粋な
あのころを見つけて
わたしはぷつり、

すべての意味を見失う








久しぶりの投稿となりました。
みなさん、お元気ですか。
菜の花の黄色とか 桜の薄い桃色なんて
どうせ僕らの錯覚なんだ 春はまだ来ない

本当に空は青いのか 雲は白いのかなんて
誰に分かるというのだろう そんな曇った瞳で

君が見ている花は 君が見ている世界は何色
曇りない濁りない瞳で 答え教えてよ、さぁ







晴山からご報告があります。
高校に受かりました。
この春からは新しい自分でスタートしていきたいと思います。

いままでみなさんありがとう。
そしてこれからも、よろしく。
雪も溶けずに白いまま 色が目を醒まし出す
遅れるな小さな雛たちよ 取り残されて流される
雪と風が混沌としている この節の狭間に流される

夕日の橙さえ目に痛い 涙であっても目には毒
君の気持ちを個性を どうか掠われるまえに
きちんと結び付けておいて 君の真ん中にある心臓に

君の奥底にある魂に
集めたいと願う
心を、魂そのものを
狂った収集癖

人が作り出す
はかなくも美しい
強い想いを
戸棚に並べて
静寂のなかで聴く
悲痛な旋律

造られた悲劇
許されない罪
いまそれも裁かれる

闇に身体を投げ出し
美しい響きを残して
コレクションと共に

わたしは逝く

大切なものはたった一つ
そうじゃなきゃ全部無くなる
よくばりな僕はたくさん持って
そしてやっぱり全部なくなった

ママも友達も夢もなにもかも
僕の大切なたからものだった
けれどさよなら
もうみんなにあうことはない

大切なものはたった一つ
そうじゃなきゃ全部なくなる
なんにもなくなった僕は一人
真白な宇宙にただようだけ
永遠に


憎しみに囚われて 未来に進めない

僕を返して 君が奪った僕を返して

其れが叶わないなら 壊れてしまおう


僕の奥底まで入り込む 黒

知らぬ間に 悲しみで侵されて

君の奥底まで染め上げる 白

いつまでも 後悔に侵されて

忘れてしまえば 何もかもゼロなのに


囚われているのは 結局君も同じ