男の神様 女の神様 | xyavのくしゃくしゃブログ

男の神様 女の神様

キリスト教で祈りを捧げる時


 ”天にまします我らが父よ”  と唱えるのであるから、その神は男だ。


一方、アマテラスはスサノヲの姉であり 機織りを仕事にする女だ。


稲の豊作を祈る 大嘗祭の祭祀を行う巫女でもある。


神仏習合で仏教と結びつき大日如来と同一視もされるが、これは万物の慈母であり やはり女性の神ではないだろうか。


この女神は 無限の空間と時間の隅々にまで神性を行き渡らせる超越者でもあるが、万物と共に存在する内在者でもある。


新約聖書、旧約聖書の新約、旧約とは新しい契約、旧い契約という意味であり、人は神と契約を結ぶ。


契約を結ぶのであるから、一神教の神は内在する事はなく、万物の支配者だ。


これに対し 多神教の神は命令や判断さえせずにただ内在し、寄り添い ともに存在するだけだ。


またキリスト教でも父性の神だけでなく、女性的な神への欲求から聖母マリアが信仰されたが、しかしその根拠は聖書からは一切見出すことはできない。


これは 人が元々持っていた宗教心の表れたものと理解できるだろう。


欧米で夫は妻を人前でキスし自宅で殴るが、日本で夫は妻を人前で殴り自宅でキスする という事を言った人がある。


このようにしてバランスをとるのだろうか、両者の根源的な部分の違いを知る必要がありそうだ。