ウィルスの戦略
インフルエンザの脅威が 日本に襲いかかりつつある。
強毒性のウィルスが爆発的に流行する パンデミックの危機は、人類共通の課題だ。
蔓延する致死率の高いウィルスも やがて人の免疫システムによって、いつかは沈静化していく。
ところが驚くべき事に ウィルス側の戦略としても、いつまでも高い致死率を維持しないのだと言う。
どう言う事か。
それは 宿主としての人が死に絶えれば、ウィルスも滅ぶから やがて毒性を弱めてしまうと言うのだ。
つまり、人を生かす事により 自らも生き延びようとするらしい。
これは、共存共栄で共生することが 最も理に適った自然の姿だと、私達に教えてくれている。
1%の支配者たちがその権力を維持するためには ある程度99%を栄えさせる必要がある。
厚い中間層を作ってこそ 富裕層も利益を増やす事が可能となる。
ところが まだまだ不足だとして弱者をたたこうとする思想が、新自由主義であり TPPの目指す所である。
これでは 双方が、諸共に 滅ぶ。
権力者にとっても 足るを知ることが重要なのだ。
やはり私達は 自然に学ばねばならないのだと思う。