津波と放射能 1
南海トラフ地震の被害は220兆円と試算され、津波は 従来の想定よりかなり高くなると発表されている。
そして今回の被災地の復興でも 沿岸にこれまで以上の堤防を作る計画が、各地にあるようだ。
しかし私はこれに強く反対したい。
そのような巨大な津波は常に繰り返し襲うのでなく 数百年から千年に一度と言われる。
そしてそれは 想定を超える規模になる可能性も十分にある。
堤防が役立たずに破壊されるかも知れず 何より海を活用した生活に大きな支障が出る為、犠牲の方が大きい。
浸水域への居住も同様である。
1000年後の津波に備え 1000年間海を離れると言うのだろうか。
自然とは克服できるような軟なモノでなく 畏れながらも恵みを活用すべきモノである。
これは例えば 交通事故を避けるために、自動車を禁止するのと同じだ。
または 制限速度を10kmにするのと同じだ。
私は同じ事が 原発事故による放射能汚染地域の居住についても言えるのではないかと感じる、次回。