無党派と無宗教 | xyavのくしゃくしゃブログ

無党派と無宗教

日本では 無党派層が圧倒的多数だが、これは無宗教とも関連がないか。


無党派で無宗教である事は日本的だと感じるのだが 如何か。


では 日本的とはどんな特徴があるだろうか。


日本的とは 和風であり、和風の建築や 和服、和食 日本画、また 日本的な風景などと言うのもある。


他にも様々な和風や日本的なモノがあるだろうが これらに共通した事はなにか。


それは自然であり 本来の素材をできるだけ手を加えず、ありのまま生かそうとする事が特徴である。


日本的な思想や哲学、生き方などと言う事になれば、温和や忍耐 受容や包容力などとなり、与えられた厳しい自然を受け入れていく姿が ここにも浮かび上がってくる。


では冒頭の無党派や無宗教に戻れば 「皆が賛成なら自分も賛成であり 多数が間違える事はないに違いない」  との姿勢が見える。


皆がビールを頼めば 「私も」、皆がコーヒーを飲めば 「私も」、同じであろうとするのが日本人だ。


これは小泉旋風や民主の政権交代など 選挙での風を掴めば大勝できると言う事にも繋がってくるが、少し危険である。


戦争に突き進んだのは 「軍部の暴走」 だと言うが、軍は空気を作り 風を掴んだのではないか。


ある程度の国民の支持があったからこそ 暴走もできたのであろう。


強硬な反対者が圧倒的多数なら 武力を持っているからと言って簡単に独裁などはできない。


そもそも 誰か一人が権力を独占するような体制でなく、そのような強い支持を得るのではなくて 何となく流されて反対していないというような、よくよく見れば 消極的な世論でしかない。


そうでないとすれば 風向きによって、選挙結果がこれほど目まぐるしく方向が変わる事はない。


簡単に一つの方向に流されてしまう私達は 実は少し危険な特徴を持っているのだという自覚は、しておいた方が良いのかもしれない。