古墳時代 | xyavのくしゃくしゃブログ

古墳時代

3世紀に奈良県纏向遺跡周辺に集中して多数の前方後円墳が造られ 西暦250年ごろには突如それまでの3倍の大きさの箸墓古墳が造られた。


これが巨大な政治権力を有したヤマト王権の存在した証拠であるが、その100年のちには全国を統一する大和朝廷へと発展した。


そのころ前方後円墳は全国で造られたが6世紀末までに全国的に造られなくなり、畿内でも前方後円墳に替わって方墳や円墳が暫く造られた。
   

3~6世紀のこの約400年間は古墳時代である。


全国統一前のヤマト王権が統一後の大和朝廷の前身であり、そして前方後円墳の造営から古墳時代が始まるのであるが、王権の誕生からすぐに古墳を造れる筈もなく、弥生時代に王権は誕生した事になる。


纏めれば、戦争の多い弥生時代にヤマト王権が誕生し、古墳を造るほどに成長して平和な古墳時代が始まり、その100年後に全国を統一した大和朝廷へと発展した。


古墳時代は古墳をはじめとする遺跡の発掘調査によって歴史を研究する考古学による時代区分で有り、この考古学は理系に属する。


645年には大化の改新が有り やがて710年に平城京へ都が遷され奈良時代となる。


それまでの都は奈良県明日香村周辺の飛鳥に置かれ、ここへ都を遷した崇峻天皇の西暦592年からの118年間は 飛鳥時代である。


歴史学は主に文献を調査して歴史を研究する文系に属し、古墳時代とその次の飛鳥時代は一部が重なっている。


弥生時代の集落は戦争に備えた環濠集落や高地性集落であるが、古墳時代はこれら戦争時の集落の形態が姿を消した平和な時代である。


古墳時代は勿論全国で古墳が造られた事が最大の特徴であり、このことより全国のほとんどを支配した中央集権の大和朝廷の成立が分かる。


古墳時代に生まれ 飛鳥時代の始まりと同時に活躍したのが聖徳太子である。