ドッグイヤーと寿命 | xyavのくしゃくしゃブログ

ドッグイヤーと寿命

激動の時代を生きる私達は 特にIT技術の分野で1年で7年分の進歩を遂げていると言われる。


しかし長い過去の歴史を振り返れば 時間の歩みが遅かったとは言えない変化の激しい時代も有った。


現在の私達の寿命は80年だが、戦前までは50年位であったと思われる。


中世 古代と 時間を遡るほどにそれは短くなり、縄文時代では何と15年しか生きられなかったとの研究がある。


多くの乳幼児が成長出来ず、成人してその後も様々な危険に常に晒されていたであろう。


さてではその後政治権力の出来た社会となったとき、もしその寿命が短ければどうなるか。


そこでは長老と言われる高齢の権力者は少なく、20代30代の若者が責任ある地位を占め、そして次々と命を落として世代が交代してゆく社会である。


組織は安定性を欠き それは激動の時代となったのではないか。


寿命が長ければ 常に多くの長老たちが権力の座に居座り続けて世代交代が進まず そのために閉塞感に覆われるのではないか。


7分の一の寿命の社会では、7倍のスピードで変化が有ったとも言え、長く人類は激動の時代を過ごしてきたと言い換えることも可能なのではないだろうか。