和の精神 | xyavのくしゃくしゃブログ

和の精神

笑いは空気を和ませる。


同じ笑いなら 不快になるようなモノではなく、和むモノでなければいけない。


和みは和である。


和は 604年 聖徳太子が十七条憲法の第一条で定めた日本人の心の根幹であり、万札の肖像画はやはり聖徳太子が相応しいような気がする。


和を以て貴きと為し さかうること無きを宗とせよ。
人皆党有り、またさとれる者は少なし。
或いは君父に順ず、また隣里に違う。
然れども 上和らぎ 下睦びて 事を論うにかなうときは すなわち事理おのずから通ず。
何事か成らざらん。


和を何よりも大切にし 諍いを起こさぬ事を根本とせよ。
人は徒党を組み 悟った人格者は少ない。
君主や父に従わず 近隣の人と上手くいかない。
しかし 上の者も下の者も 協調し親睦の気持ちで議論すれば 物事の道理に適い 何でも成就する。


超弱小国家の日本は 近隣の全ての国が中国の冊封体制に組み込まれる中、独立自尊を貫き 対等の関係を守り通した。


日出る処の天子 書を 日没する処の天子に致す、恙無きや。


607年 日本は聖徳太子の命で小野妹子を中国に送り 世界に君臨する大帝国の隋の皇帝はこの文面に激怒した。


翌年 再度 小野妹子が中国に遣わされ 同じ文言を書く事などできずに、工夫して使われた言葉が天皇である。


東の天皇 敬みて 西の皇帝に白す。
 

日本は聖徳太子の時代より自立と和を両立し 凛然と大国と渡り合う気概を持つ国となった。


私達は強い決意でこの和を受け継いでゆかねばならない。