建国記念の日 | xyavのくしゃくしゃブログ

建国記念の日

今 ネットに溢れる文字情報は正しいとは限らず、逆に信用できないというイメージさえある。


人間は言葉を得て知識等を共有できるようになったが、その次には文字の使用により情報量を増やした。


文字を使用してからは 文字化していない言葉だけの情報の信用は格段に低下しただろうが、では文字を使用する以前の言葉だけの情報は、これは口伝えになるだろうが これはどれほどの信用性があっただろうか。


つまり、文字を使用してからは文字化していない情報は信用ができなくなったと予想できるが、文字の無い時代であれば口伝えだけが伝達の手段であり、想像を絶するほどの慎重さで口伝えしたのではないか。


文字の使用で情報量は非常に多くなったが、口伝えでの伝達の時代では情報量は非常に少ない。


少なければその少ない情報を可能な限り正確に伝えようと努力したであろうし、その技術は磨かれていたと考えるべきではないか。


いまは当たり前のように文字を使用し、 「言葉だけの口伝えなど全く信用できない」  と感じてしまうが、文字の無い時代ならそれは今と同じではない。


さて、建国記念日を祝日にする法案は野党の激しい抵抗にあい、9回も廃案になった後 名称に 「の」 を入れようやく成立した。


よって日本の建国記念日は 建国記念の日 である。


日本は世界最古の国であるが 建国された時代には文字を使用していなかった。


しかし文字を使用せずとも立派に国は建てられ その事実は口伝えによって後世に残された。


世界最大の墓は仁徳天皇陵であり クフ王のピラミッドをも遥かに凌いで、埴輪は6万個も並べられていた。


文字は使用しなかったが日本はこれほどの事業を行う事も出来、また平和主義を貫いて滅びることなく営々と続いて、やがてその建国の真実は数世紀のちに文字として記紀に纏められた。


かつて京都の御所に長く天皇の住居があったがその作りは無防備で、他の国の王が軍事要塞に暮らしている事と全く趣を異にしている。


日本は世界に類の無い特別な国であり、特にその特殊性は  「和」  として表現される平和主義であって その結果世界最古の国として存続している。


そのようなこの国の建国は数百年口伝えされ そののちに文字として残された。


その記紀の中に真実があるのであり、国民が国を誇り 建国を誇り 和の平和主義を誇る事によって 最古の国であり、先住民族の国でありながら先進国として栄えている。


三内丸山遺跡や吉野ケ里遺跡の民族がそのまま国家を建設して存続しているから、これは全く先住民族の国である。


記念日に  「の」  が入ることで 建国記念日の制定に激しく抵抗があった事を逆に忘れず、それだけ国民は意識して国を守り伝えねばならいと言う気持ちを強くし、この平和主義が世界に広まる事を願う日としたい。