農耕民族 | xyavのくしゃくしゃブログ

農耕民族

農耕民族と騎馬民族の違いは様々あるだろうが、そのなかに時間の捉え方の差も有るのではないか。


例えば 開墾し 灌漑用水路を造り そして蔵を建てるなら100年持つようなモノになる。


種まきから収穫までは時間が掛かるだけでなく、そのノウハウの獲得には相当な時間が必要になる。


品種改良をするには何世代も交配を繰り返す事になるし、果樹なら数年以上先の収穫になる。


林業になれば それこそ100年先に子孫がその植林した木を伐採する。


果たして騎馬民族に こうした時間の捉え方ができるのだろうか。


世界中の企業で 最も研究開発に投資しているのは日本の企業である。


農耕民族の私達には 直ぐには結果の出ない、失敗の方が多く一見無駄な研究開発のその重要性が 伝統的に受け継がれているのではないか。


自分たちの世代の暮らしは先輩たちの努力によって成り立っている事を理解し、そして将来の世代の為にそれを受け継いで行ける知恵を持っている筈である。


騎馬民族 あるいはバイキングと言った人々の行うのは略奪であり、彼らは個人主義に走り 強いリーダーを求め 短期の利益を求める。


100年先の果実より 今のリターンでなければ努力できず、先達がそうしたように 自然と自分たちも同じように振舞うだけである。


農耕民族は共存共栄が基本であり 騎馬民族は弱肉強食の社会である。


さあ、今後の世界の理念に相応しいのはどちらなのだろうか、片方は滅びの道であり、片方は永続の道である。