2倍の借金 2倍の貯蓄
支出と収入 借金と貯蓄は必ず一致する。
今ここに A B C の3人がいて BはAからお金を受け取り Cへ支払う。
A→B B→C
ここでBは支出が上回れば借金が増え、収入が上回れば貯蓄が増えて、支出が多い、とか 収入が多い、とかと言う事になる。
ところが実はBの知らない所でCはAに支払っている。
A→B B→C C→A
Bにとっての支出はCの収入であり、Bの収入はAの支出である。
Bは 「支出が多い、それも収入の2倍にもなっている、だからやがて破綻する」 と感じる。
ところがこれはAとCには 「収入が多い、それも支出の2倍にもなっている、だから絶対に破綻しない」 と同じだ。
明らかに収入の合計と支出の合計は同じで、また収入と支出の差額が借金であり貯蓄なのだから 借金と貯蓄は同じだけある。
そしてこの環の中へ資金が流入し、また過剰な貯蓄が溢れている、のが日本だ。