まずイスラム教とは、から説明が始まります。
当日は英語で説明されてる分、100%理解できてないので、あとから日本語で調べてまとめている部分もあります。
参考にさせていただいたサイトは最下部にURL貼ってます。
まず、イスラム教には5人の重要なプロフェット(Prophet=預言者)がいます。
Prophetの意味がわからなかったのですが、メッセンジャーと言葉を変えて説明してくれました。
本来はプロフェット(メッセンジャー)が25人いるそうなのですが、中でも重要なのは5人です。
ノア・モーセ・アブラハム・イエス・ムハンマドです。
ノアはノアの箱舟・モーセは杖を振って海を割った・アブラハムはちょっとよくわかんなかった・イエスは処女であるマリアから生まれた・ムハンマドは最後の預言者という説明でした。
たしかにどれも聞いたことある話だな、と思ってました。(ノアの箱舟って大きな箱に入ってて洪水から助かったって話でしょみたいな上辺ですらもない部分だけw)
説明してくれたムスリムの方の説明で特に強調されたのは、ムハンマドは「最後の」預言者であるということ。
預言者の順番的には、ノア→モーセ→アブラハム→イエス→ムハンマド。
預言って何からの預言?ってなると思うのですが、それはアッラーからの言葉を伝えるメッセンジャーとしての役割をこの5人が司ったってことらしい。
アッラーは神です、イスラム教徒からすると。
唯一神アッラー。
そのアッラーは5人を含む25人のプロフェット(預言者・メッセンジャー)にお告げを出します。
だけど、結局最後のプロフェットであるムハンマドが1番影響力を持ってみんな(一般人・民)にそのお告げを伝えたそうです。
アッラーが「これが最後だからね」ってムハンマドに教えを託した、だからイスラム教ではムハンマドが重要視されていて、わたしたちも名前をよく聞くんですね。
参照↓
印象に残ったことは「我々はこの25人を全員認めています、オール(全部)!オール(全部)をね!」って言ってたこと。
以前からイスラム教・キリスト教・ユダヤ教は同じものを信仰しているとは聞いてたけど、どういうことだ?と思ってました。
だけど今回モスクに行って説明を聞いて、そこから調べてみてなんとなくわかった。
イスラム教では、神は1人だけ、アッラーだけです。
ノア・モーセ・アブラハム・イエス・ムハンマド含めた25人は神から啓示を受けたメッセンジャーに過ぎないということ。
ムハンマドって神なんかな?って思ってた、だってイスラム教でよく名前聞くし。
でも違います。
ノア・モーセ・アブラハム・イエス・ムハンマド含めた25人は人間です。
神じゃない、イスラム教においては。
特にノア・モーセ・アブラハム・イエス・ムハンマドのことを調べてみると、伝説的な話が出てきます(イエスなんて処女の母から誕生)が、それを加味しても“人間“なんですね、イスラム教では、この5人(を含めた25人)は。
そしてこの話の根拠となるのがコーラン(クルアーン)ですね。
この、25人のプロフェット(預言者・メッセンジャー)が存在しているとか、神=アッラーしかいないとかそういうのは全てコーランに書いてあることで、それをムスリムは信じているという。
コーランの中に行動規範みたいなものも書いてあって、それがアルコールNGとか女は髪を隠すとか、ラマダン(断食)とか。
そういう戒律を大事にして生きているのがムスリム。
だけど、そういうことだけじゃなくて、例えば、モスクで話してくれたことといえば、ムスリムは貧しい人に寄付をするとか、たくさん欲張っては食べたり飲んだりしないとか、商売もすごくたくさん卑しく稼いだりはしないとか。
だからあんまり太ってる人見なかったのかな?
みんなスリムだった気がする。
大事な5つの実践があるっていう話もありました。
ふーん、って聞いてたけど、調べてみると日本では「イスラム教の“六信五行”」と呼ばれてるんですね。
信者の努めだそう。
簡単に言うと、「6つのものを信じなさい」「5つの行いをしなさい」という教えを絶対に守りましょうってことらしい。
ドーハのモスクでは五行の説明しか聞いてなかったので、それをまず伝えます。
①信仰告白
「アッラーのほかに神はなし。ムハンマドはその使徒である」と唱える。
②礼拝
1日5回、信者がどこにいても、メッカの「カーバ神殿」に向かって祈りをささげる。
夜明け/正午/午後/日没/夜(就寝前)
1回の礼拝時間は約20分前後。
③断食
ラマダンの月(イスラム歴の9月)の日中に行う。
約30日の間行われる。
④喜捨
収入の一部を宗教活動のために差し出すこと。
実際は、「宗教税」という形で義務付けている国が多い。現金では所得の2.5%が目安と言われている。
⑤巡礼
他の4つの行いと異なり、すべてのイスラム教徒が対象ではない
一生に一度、メッカのカーバ神殿に巡礼するようにとコーランに書かれているものであり、巡礼すると「ハッジ」の称号が与えられる。
参照↓
https://dnus.jp/articles/297
②の礼拝については否が応でも街中で爆音で流れてくるので。。。
とくに正午・午後のお祈りはよく買い物とかしてるときに流れてきてたな。
だいたいドーハでは正午のお祈りが11時20分くらいから、午後が14時30分だったか15時だったかくらいから爆音で流れてた。
1回だけ、FIFAのファンフェスタ会場みたいな場所で日没後に5~6人のムスリムがメッカの方向にお祈りしてるの見かけたな。
立ち上がって膝ついて(土下座みたいな)の繰り返しで、一瞬ギョッとするけど、それが普通なんだよね。
でもそれ以外では見かけなかったな、街中では。
だいたいみんなモスクか礼拝ルームに行くんだと思う。
あ、地下鉄の駅の中や空港にも礼拝ルームがあります。
日本だとトイレがあるような感じでピクトグラムの表示が出てて。
トイレかなと思ったら実は礼拝室っていう。
最寄りの地下鉄からバスで宿(アパート)まで戻ってたけど、その道すがらにもモスクがあって、だいたいわたしたちが宿に戻るのって20時前とかだけど、その時間は人賑わってたもんね。
ちょうどバス停の前にモスクあるから、降りてそのままモスク、みたいな。
立派なモスクじゃなくて、ほんと小さめの公民館みたいな作りで。
特徴は絨毯が引いてあることかな。
礼拝ルーム関連で1つおもろかった話なんですけど、ドーハからドバイに出国するとき、深夜1時30分の便だったんですよね。
夜中、眠たいな~って思いながら空港にいて。
ラウンジとか人がいっぱいで入場制限かかってて。
せっかくだしハマド国際空港のラウンジも入ってみたかったんですけど、待ってまで入るのは違うよなと、普通にベンチに座ってたんですよ。
で、トイレ行こって思ったらその隣に礼拝室あって。
夜中で人もあんまいないし、女性用の礼拝室チラって覗いたら、窓ガラス越しに女の人寝ててw
え?いいの!?みたいなw
礼拝室って絨毯が敷いてあるのでたしかにふかふかでめっちゃ座り心地いいんですよね。
だって膝ついてお祈りするからね、ふわふわ大事。
けどさ、寝ていいんやw
夜中、ラウンジ感覚で礼拝室使って寝るとかムスリムの特権やんって思っておもろかったですw
わたしたちはどこからどう見てもムスリムじゃないし、さすがに礼拝室に入る勇気はなかったw
そんなこんなで、ムスリムって一言で言っても信心には差があるし、人間らしくて好きだなって思いました。
【参考】
https://www.f-tsunemi.com/blog/
https://dnus.jp/