他の人の話を見て、発達障害でもっとひどいものがありました。

 

私に起きた事など、たいしたことではないのかもしれないと思ったのです。

 

でも、私の中で残っているのは、それまで穏やかで人からもそう言われた元夫が、学生の頃からナイフをいくつも持っていて、死ぬ死ぬ詐欺で、それを目の前で使ったこと。

 

思いがけない一面と、その凶器を本気でもないのに自分に向けていたのが、徐々に私に向けるようになったこと。

 

とても人を殺せる人ではないと思ってました。でもはずみで何をするかわかりません。死ぬ死ぬ詐欺の前後では、私にはわからない言動ばかりでした。

 

元夫のことがあって、裏に何を秘めているかわからない人は怖くなりました。

 

今の夫は学生時代から、暴力を振るうことも振るわれることも抵抗がありません。喧嘩強い人で有名でした。

けして、女性子供には向けません。

 

私が結婚しても、すぐに離婚になると思ったのが、私に危害を与えるのではと思ったからです。

つきあって結婚するまではなかったのですが、結婚後、私の最初の妊娠中に、友達複数と、おかしな連中との喧嘩みたいなのがありました。

それまでも私に知らせないだけで、暴力をもちいての何かはあったのです。

 

子供は暴力を学校でも家でも禁止され、そんなことしてはいけないと思っています。

でも、私たちの時代は体罰もあったし、男同士の喧嘩は暴力で、警察を呼ぶことはありませんでした。

 

今の夫だけなら、私の年代ではあまり珍しくありません。DVにならないなら、世の中は許すのでしょう。

 

元夫は外見からひ弱に見える人でした。だからこそ、ナイフという凶器を持ち、いざという時に護身に備えていたのだと思います。

 

護身ならと思うかもしれません。でも、すぐそこにナイフがあり、時たま、何を考えているのかわからない目で私を見る人。

とても一緒に寝られないし、ずっと一緒なんて無理でした。