キャリアウーマンのそれぞれ -「タレントの卵・営業日誌」連載中- -17ページ目

玲子の場合 第2章 ACT19

 翌日、昼食を兼ねた会議の席に黒岩専務の姿があった。
 1時間しか予定していない会議では昨日のようなセクハラ発言をするものもなく、スムーズに議事が進行していく。
「山下くんの推薦でもあるし、実力は社内でも認められている。課長昇進に関して、特に問題はなかろう。」
 関根は結論付けるように会を締め括ろうとした。

 黒岩は「自分のものになった女を後押しするのか。いい気なもんだ。」と腹の底で毒づいた。
 この会議の内容は辞令が出た後も公表されるはないことに気がついた黒岩は「関根のお古だが、チャンスは逃さない」と昇進問題を利用し、玲子を自分のものにすることにした。
「新入社員の頃、山下と関係があったはずだ。今度は関根のモノを咥えこんで課長か・・・。こりゃ相当体に自信がある女だな。」
 黒岩は勝手な想像で舌舐めずりし、頬が弛んだ。

「専務もご了承頂けますか?」
 山下は、関根と玲子の一夜を知らず、淡々と会議を進めていく。
「幹部の意見は一致ということで役員会に稟議書を回してくれ。」
 それぞれの思惑の中で、玲子の課長昇進は確定した。

 自分の課に戻った山下は稟議書を作成しながら「常務に仕事への情熱を上手く伝えられたようだな」と玲子を評価していた。
 玲子の内示が出たら2人きりで祝杯をあげて、玲子の新入社員の頃に踏み外しかけて思いとどまった昔を、今度こそ思い出に変えるように笑い話にしなくては、と考えていた。

 黒岩はまだ見ぬ玲子の乱れる肢体に思いを馳せ、手に入れるための手段を考えていた。
 自ら尻尾を振って寄りつく女より、てこずる女を落とした方が征服欲を満足させる。
 玲子が簡単に自分の手に落ちるとは思えないだけに、黒岩は何がなんでも欲しくなった。
 黒岩は連れ込んだ玲子が抵抗し、嫌がって逃げ回るところを押さえ付けてでもsexを強制するつもりなのだ。

 黒岩の闘争本能が目覚めた。
 専務という肩書きに媚びを売るように擦り寄ってくる社内の女より、玲子のようなプライドの高い女の鼻を圧し折る方が黒岩の男のサディズムな部分を満足させてくれそうだ。
「山下や関根が乗った女だが、俺の前に平伏せさせて、自ら体の関係を懇願させる淫らな女に変えてやる・・・。関根より俺の方がいいと必ず言わせてやる。」
 何かにつけて関根に負けたくない黒岩は、玲子を誘い出す口実を考えていた。

 その頃、大沢は来週の玲子とのデートに心を弾ませていた。
 大沢の知っている美味い店は洒落た感じではなく、大衆的なところが多い。
 そんなところに玲子を誘って連れていくにはあまりにも不釣り合いな気がしていたが、大沢の給料の範囲で行ける店となると高級なレストランは難しい。
「玲子さんのところの友美ちゃんなら、そこそこ遊んでそうだしな。」
 同年代の勘とでも言うのだろうか、大沢は社内で大人しくみせている友美のプライベートを見抜いていた。
 友美に手頃でお洒落な店を教えて貰おうと大沢は考え、デートに誘うことにした。

 関根は昨夜のことを黒岩に見られていたことを知らずにいた。
 関根は会議の後、玲子の体は関根の妻より格段に魅力的だったのだが、結局不発に終わってしまったことを後悔していた。
 風俗関係でテクニックを駆使して貰うのは関根の中のモラルに反する。
 関根はお金の絡まない関係で男性機能を復活させたいと願っているのだが、玲子にそこまで強制するのは忍びない。

 玲子に与え続けた歓びが、必ず次のチャンスに繋がるはずだと考えて、関根は玲子の体が自然に自分を要求してくるのを待つことを期待した。
 関根の足元で股間に顔を埋め、健気なテクニックを披露する玲子を想像していると、関根の体が微妙に反応する。
 挿入しなかったことで玲子が安堵した表情を見せたことがわかっている関根は、無理強いせずに玲子が欲するタイミングを待つことに決めた。

 昨日、研修に時間を取られていたことと早めに会社を出たことで溜まっている書類に眼を通す玲子は、関根のテクニックが「山下部長からだったら良かったのに」と、ほんの少しの後悔と体に残る甘美な余韻を慈しんでいた。
 関根の男根を挿入されなかったことで、彼への裏切りの思いはさほど感じていない。
 却って、入れられなかったことで安心して乱れきったのかもしれない。
 夕方になっても、まだ完全に納まらない火照りを抱え、軽い眩暈を感じながらも玲子は次々と書類を捌いていく。

 定時を過ぎると友美が側にやってきて、頼んでいた仕事の報告をした。
「昨日までの分、終わりました。」
「そう、ありがとう。お疲れ様。今日の作業終了だったら、もうあがってね。」
 玲子は頼まれた作業を確実にこなす友美を労った。
「やらないといけない今日の作業は終わりましたけど・・・。何かお手伝いすることはありませんか?お疲れのようですし・・・。」
 全身に倦怠感があるのは乱れた一夜の余韻だと言うことを、友美に見抜かれるはずもないのに「何故・・・?いや、バレるはずはない」と動揺した。

「元々低血圧だから顔色が悪く見えるのよね。だから大丈夫よ。ここのところバタバタしたから疲れているだけかもしれないし・・・。」
 玲子は眩暈を隠すように笑った。
「そうですか。それじゃあお言葉に甘えて帰らせて頂きます。でも、あまり無理しないで下さいね。」

「無理は私の意思を無視した、関根常務との一夜よ!愛のない一夜よ!」
 誰かに言えれば、玲子は楽になったのだろうが、喉まで出掛かった言葉を飲み込み、飲み込んだことで更に自分の中に苦痛を強いた。
 当然だが、玲子の体に起きた事実を社内で話す訳にいかない。
 玲子は自分の中のバランスを必死に保とうとしていた。
「えっ・・・?あ、そうね。ありがとう。お疲れ様。」
「お疲れ様でした。お先に失礼します。」

 友美が退席するのを見送った玲子は、課長代理に昇進した直後の体調に似ているのを自覚していた。
 当時、眩暈と軽い貧血のような症状はストレスから来る自律神経失調症と診断されたのだった。
「昨日のことが、消化しきれていないだけ・・・。大丈夫!」
 自分に言い聞かせて、玲子は机に向かった。

 玲子の周りを囲むように吹く風が段々と間隔を狭めていくことも知らず、淡々と仕事をこなした。


 そして、玲子を取り囲む男たちの思惑は、それぞれの方向へ向かい始めた。


---第2章・完---


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オムニバス形式で読まれる方は

友美の場合 第二章 へ・・・

<ブログの欠点>

私のブログの立ち上げ当初に読者登録してくださったゆずちゃん

プロフィール欄を見て、Σ(・o・;) アッと気がついたことがある。


ブログって、記事をさかのぼって読むのは簡単だけど

順を追って読むのは結構大変だと言うことに・・・。


それでなくても私のブログは文字数が多い

ストーリーの展開を期待してくださる読者の方が

よく我慢して読んでくださってる・・・と、私は恐縮していた。


ところが、ストーリーが進んでから読んでくださる方に対して

あまりにも配慮が薄いことを気付かされたのだ。


これもゆずちゃんのプロフのおかげです。

時間をかけて記事に修正を入れて、ストーリーだけを追い掛けられるよう

真似っ子させて頂きました。 <(_ _)>



このやり方を先に見せてくれたゆずちゃんに敬意と感謝を表したい。

何か進呈したいところだけど、悲しいかな住所を知らないので

粗品を送ることも出来ないのが残念でたまらない。

_| ̄|○




せめてもの気持ちに、こっそりトラックバックを送らせて頂こう(笑)

玲子の場合 第2章 ACT18

 奥の和室で官能の世界が繰り広げられ、玲子から発する卑らしい匂いが充満している。
 時間をかけた関根の愛撫で何度も達する玲子は、愛する人との行為より乱れ、体の奥まで揺さぶられるような快感に浸っていた。
 男根を挿入されないsexでも十分に感じ、達することを玲子は関根に教えられたのだった。

 眼を閉じて快感の渦の中にいる玲子には、関根の終わりのない愛撫に身を任せ、幾度となく達しながら、関根の顔と彼の顔が交互に見えるような気がした。
 何故か、山下や大沢の顔は現れない。
 まだ関係を結んでいない男たちは、今起きている現実と交わらないように出来ているのが女なのかもしれない。

 2時間以上玲子の体を弄って舐め回し、玲子を何度もアクメに導いたにも関わらず、関根の男根は最後まで何の反応も見せなかった。
 玲子は、最後までバイブだけで突き上げられ攻められたのは初めての経験だったが、体の満足感を表すかのように放心状態で関根の隣に横たわっていた。

 満足しきった表情の玲子の横で、関根はタバコを取ろうと手を伸ばした。
 関根の体の動きで掛け布団が動き、玲子の肌を撫でる。
「あふっ・・・。」
 玲子は顎を上げて、敏感になった肌の快感を楽しむかのような声を上げた。
「まだ楽しんでいるのか。いい体だな。楽しい時間だった。」
 うつ伏せになりタバコに火をつけた関根は、まだ余韻に浸る玲子の額に唇を寄せた。

 玲子は自分だけ満足して関根がまだだと言うことに気がつき、体を関根の方に向けて、指先で甘えるように関根の胸をなぞった。
 玲子が関根に愛情を感じている訳でもなく、挿入出来なかったことを可哀想に思った訳でもないが、自然に出た仕草だった。

 関根は甘えるような仕草の玲子を想像していなかったので、余計に愛しく見え、腕の中に引き寄せた。
「よかったよ。社内では見ることのない可愛い女の部分を見せてもらった・・・。」
 関根の口から「また今度も」などと野暮な言葉は出ない。
 玲子の方も「次にこういうことになったら、本当に彼を裏切ってしまう」と思っていたので、次を匂わせる言葉が関根から出ないことで安心する部分もあった。

 関根の男性機能不全のことは想像もしていない玲子は「今日たまたま」挿入されなかっただけで、次回があるなら必ず関根自身を使ってくると思っているのだった。
 玲子は「最終的に男は自分のものを入れたがるものだ」と思っていたので、今日の行為は彼に対する裏切りという認識の中の、最後の一線を守ったつもりだった。

「恥ずかしいから、そんなに見ないでください。」
 玲子は少女のように恥じらい、関根の胸に顔を埋めた。
 関根は玲子の髪を撫でながら「ダメだったか」と思い、玲子は関根に髪を触れられながら「好きでない人との、こんなsexもあるのね」と思っていた。
 最初から心を通じ合わせるsexでないことはわかっていたが、2人の仕草と心は掛け違えたボタンのようにズレていた。

 先に着替えて元の部屋に戻った関根は、内線でタクシーを2台頼んだ。
 奥の和室で、玲子は服と髪を整えながら考えていた。
「いつだったか、関根常務に犯されることを考えたことがあったような・・・?あの時もこんな風にバイブで責められていたわ。今日のことを予感していたのかしら?」
 苦笑しながら身支度を終え、乱れた布団も整えてから部屋に戻ると、関根は冷めたお茶を飲んでいる。

「お待たせしました。」
 玲子は部下の声に戻った。
「遅くなったんでタクシーを呼んだから。チケットを渡しておくよ。」
 関根も社内の態度に戻った。
「課長昇進の件は山下くんともよく話し合っておくから。」
 山下は玲子の昇進を阻む気がないので、玲子の昇進は自動的に決まったも同然だった。
「よろしくお願いします」
 玲子は「完全に関係を持ったわけでもないのに」と疑問に思ったが、社会人として頭を下げないわけにもいかない。

「すみません、タクシーが来る前に・・・。」
 尿意の限界を感じた玲子は関根に場所を確認し、トイレに向かった。
 用を済ませた玲子は濡れた下着を肌に着けることに抵抗を感じ、トイレットペーパーで何度もパンティを拭ったが湿り気は取れず、諦めて引き上げると蜜の跡は冷たかった。

 部屋に戻るとタクシーの到着を告げられ、2人は別々のタクシーで自宅に帰っていった。
 それぞれタクシーの中で、関根は「1回限りにしておくか。次も勃たなかったら格好悪いし」と思い、玲子は関根のねっとり絡みつくような愛撫を思い出しつつも「次に迫られたらどうしよう」と不安を消せなかった。

 料亭の玄関が見える位置にある、向かい側のホテルのスカイラウンジから、2人が出てくるところを偶然見ていた男がいた。
「こんな時間に2人だけで出てくるとはな。何があったか一目瞭然というもんだ」
 新しい愛人候補の若い女の肩を抱き、スコッチを飲む黒岩専務の姿だった。

「何見てるのぉ?」
 女が顔をあげた。
「なんでもないよ。新しい玩具が手に入るかもしれないなと思っただけだよ」
 女に対してとでも取れるような言葉を口にして、黒岩はにやりと笑いグラスを煽った。


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玲子の場合 第2章 ACT19 へ・・・

<責任って・・・?>

つい最近、あびる優って・・・?でも書いたけど

当分、TVには出演自粛だと思ってたら、フジTVに出ていたらしい・・・。

確か、この子のマネージャーも社員規約に照らし合わせて

然るべき処分を受けたはずだし

放送した日本TVの社員も相応の処分を受けたとニュースで見たはずなのに

ご本人だけがTVに出演って、どういうことなんだろう?

世間のことを知らない若いタレントもそれ相当の処分があって然るべき

それなのに、回りの大人だけが責任を取らされる格好になるのは

いかがなものか?と思うのは私だけだろうか・・・?




ふと、思い立って「責任」と言う意味を調べてみた。




せき‐にん【責任】

1 立場上当然負わなければならない任務や義務。「引率者としての―がある」「―を果たす」

2 自分のした事の結果について責めを負うこと。特に、失敗や損失による責めを負うこと。「事故の―をとる」「―転嫁」

3 法律上の不利益または制裁を負わされること。特に、違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担。主要なものに民事責任と刑事責任とがある。

[類語] (1 )責務・義務・任務・本務・使命・職責・重責・責め・務め

[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]




1は(TV出演による一般社会への影響をもたらす立場上

当然負わなければならない任務や義務
と解釈するとして・・・




2は自分のした事の結果について責めを負うことTV出演自粛であり

失敗や損失による責めを負うことは、やったことの非難を厳粛に受け留める

と言うことではないんだろうか?




3に関しては、警察の事情聴取のみであって、起訴されてる訳ではないので

コメントするのは早計かもしれないが・・・

もし、やったことが本当で、時効にかからず、罪だと認定された場合

法律上の不利益または制裁を負わされることと言うのが

刑事裁判なら有罪判決を受けることになるだろうし

民事裁判なら損害賠償を払うことになるだろう。




あびる優の万引き?(集団窃盗?)と、そのコンビニの廃業の因果関係を証明出来たら

かなりの損害賠償を請求されるものと思われる。



18才のアイドル(?)タレントの年収がどの程度のものか

私は知る由もないが・・・



違法な行為をした者が法律上の制裁を受ける負担としては

それに見合うものを支払って欲しいと思う。

勿論、本人が払えないような場合は、親から徴収して欲しいと思う。



このニュースを見ている、似たような年代の子供を持つ親が

ほら、あんなことすると、こういうハメになるのよ

と、自分の子供と会話が出来るように・・・。




TVで体裁のよい番組だけを流して、世の中が良くなるとは一概に言えない。

それならいっそ、今回の事件を反面教師として

家庭の中での会話の1つにして、教育やしつけに役立てるのも

ありではないか?と私は思う。


その前に・・・

会話のない家庭に育った子供は、このニュースをどんな風にみるのだろう?

黙ってりゃわからんのに自爆するやつがアホ

そう思う子供が少ないことを祈るばかり・・・。

玲子の場合 第2章 ACT17

 薄暗い和室で、玲子は関根からの執拗な愛撫を長い時間受けていた。
 迷っている心と裏腹な反応を示す玲子の体はしっとりと汗ばみ、蜜壷はとめどもなく溢れかえり、充血して熱を発している。
 玲子の体は関根を受け入れる準備が十分過ぎるほどに整っていた。

 時折、関根の動きが止まる気配があることに、玲子は気がついた。
 薄目を開けてみると、玲子の体の上に覆い被さった関根が、自分の股間を覗き込んでいるように見えた。

 顔を上げた関根と玲子は、目が合った。
「飲みすぎたのかもしれないな・・・。」
 関根が自嘲気味に笑った。

 実は、2~3年前から健康診断で糖尿病の傾向があると指摘されていた関根は、その影響か、男性機能が思うようにならなくなっていたのだ。

 関根の妻は10年ほど前から「家庭内に閉じこもっていると老けるから」と習い事に精を出しはじめ、カルチャーセンターの友達と出歩くことに熱心になり、夫である関根との性生活より楽しいことを見つけたようで、何かにつけて夜の夫婦の営みを拒むようになっていた。
 関根の妻は子供の手が離れる年代の女性に有りがちな、外の世界への興味で夫婦関係が薄れて行ったのだ。

 子育てに熱心だった女性ほど、子供が巣立つと虚無感に襲われ、やがて来る更年期障害を重くする傾向があるということをメディアの情報で知っていた関根は、「寝込まれるよりマシ」と、今では半分諦めの気持ちも持っている。
 しかし、妻に拒まれても欲求をまだ押さえきれない年代だった頃の関根は「浮気して、本気になったら困るだろ?」と嫌がる妻を説得し、たまには体を求めていたのだが、ここ数年は年齢と共に求める回数が減少してきていた。

 調度、そんな頃に糖尿病を指摘されたことも精神的にショックだったようで、関根の男性機能は一気に衰えてしまったのだ。

 生殖機能が衰えても、男性としての涌き出る欲求自体が衰えた訳ではない。
 中々言うことを聞かない老いた体のために、関根は薬膳料理や精力剤など、ありとあらゆるものを試し、巷で噂になった海外でしか販売されていない薬も何種類か手に入れて試してみたが、関根にはどれも十分な効果が認められなかった。

 関根は、思い通りにならない男性自身には妻以外の女性との関係と言う設定で刺激を与えると、また違う反応をするのではないかと、この半年くらい考えるようになっていたが、どんな女性でもいいと思うほど若くはない。
 家庭も社会的立場も脅かすような存在になられては困る、と考える関根には、ある程度魅力的で、かつ、わきまえた女性でなければならなかった。

 以前からある程度の好意を持っていた上、条件に十分当てはまる玲子が格好のターゲットだった。
 今日のことは関根にとって、昇進問題が浮上してきた去年の秋ごろから密かに計画していたことの期が熟し、スケジュールを見計らい、計算されたタイミングで玲子を落とすチャンスが巡ってきただけのことだったのだ。

 さほど酒の匂いのしない関根が飲み過ぎている訳でないのは玲子にもわかっていたが、火のついた体を貫いて貰えなさそうだからと責めるほど幼くない。
 だが、一度燃え上がった欲望の炎は簡単に消えはしない。
 それでも、最後までいかないまま終わる方が彼を裏切ることにならないかも知れないと玲子は考え、少し安堵の表情を見せた。

「ここまでしておいて、満足させないまま帰す訳にもいかないだろう?」
 笑みを浮かべた関根は、玲子をそのままにはしておかなかった。

 関根は体を起こして枕もとの隠し扉を開け、シリコン製のバイブを取り出し、玲子の横に戻ってきた。
 自分自身で玲子を喜ばせることが出来ないことも想定し、関根が以前購入したままで隠し持っていたものを、山下が部屋に案内される前に忍ばせておいたのだった。

 関根がブゥゥ~ンと鈍い音を発するバイブを玲子の蜜の溢れる場所へと向かわせると、音に反応するかのように、玲子の入り口が妖しく蠢く。
 玲子の汗ばんだ太股の間に置かれたバイブは、微妙な振動と快感を玲子に与えてくる。

 さっきから何度も確認した濡れた秘部へ、関根は指で刺激を与えた。
「欲しいんだろう?欲しがって、こんなになってるんだからな。」
 関根は淫らな汁で光る指を玲子の目の前に差し出し、卑猥な匂いを発する指先を玲子の唇に押し当てた。
「舐めてごらん・・。」
 躊躇して口へ含まない玲子を関根が促した。

 玲子は戸惑いながらも関根の指を口に含むと、自分の匂いがして、更なる興奮を体の中に感じた。
 恍惚とした表情で指を舐める玲子の股間に置かれた蠢くバイブを、関根は膝で押し上げ、  秘部に当たるようにすると、玲子の口から咽び泣くような押し殺した声が出る。
「はぅぅ・・・あっ・・・ああぁ・・・。」
 普段、社内で聞く玲子の声とは思えない、歓びに溢れるものだ。

 関根は玲子の淫靡な声に触発されるのを自覚しているが、玲子に侵入出来るほどの男根にはならない。
 自分のモノで玲子を貫けるようにならないジレンマが、関根の愛撫をより一層激しくさせる。
 関根の指も唇も舌も玲子の体をねっとりと這い回り、入り口に軽く触れたままのバイブの振動にさえも玲子は翻弄されていく。

 玲子の体だけが高まり、この部屋に入った時の迷いは玲子の中から遠くなっていった。
 まだ何も挿入されていない秘所が突然かっと熱く花開いた。
 関根の愛撫だけで、玲子の体は達してしまったのだった。

 ぐったりする玲子を攻める関根は手を弛めない。
 息を弾ませる玲子の膣へバイブを入れ、片手で出し入れしながら肉芽を親指で刺激し、両の乳房へ愛撫を始めた。

 尿意を我慢している玲子には些細な愛撫も過敏に感じてしまう。
 突然の挿入に声をあげる玲子は迷いがなくなり、体の反応に素直に従い、官能的な愛撫に溺れ始めた。


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玲子の場合 第2章 ACT18 へ・・・

<うれしかったこと>

こんなに文字数の多いブログに、また読者登録をして頂きました。

心よりお礼申し上げます<(_ _)>

satoru327 さんと秘書ひしょ さん。

読むのが大変だろうと思いますが、末永くよろしくお願い致します。


特に秘書ひしょ さんのブログは、私が前からこっそり読ませて頂いておりました。



[壁]_・)チラッ・・・←訪問者数はカウントされてるんだからチラじゃない・・・




先月まで読者登録やトラバなどがランキングに反映されると言うことだったので

社内の実話が書きにくくなるだとうと思って

ずっと読者登録を控えさせて頂いておりました(〃∇〃) てれっ☆

でも、今月からはユニーク訪問者数だけでランキングされるらしいので

私、堂々と読者登録させて頂きました(笑)



本当はもっと早くに名乗りをあげたかった・・・。

それは・・・











































どうしても、どうしても、どうしても・・・

秘書ひしょ さんのところのローカルルールフレーズを使わせて欲しかったんです。



そのローカルルールフレーズとは・・・















































































「小さい人」 ←だから小さく書けって!(汗)





許可を頂いたので、私のブログ内でも使えるルールとさせて頂きます。

ありがとうございました<(_ _)>

玲子の場合 第2章 ACT16

何故、この和室へ足を踏み入れてしまったのだろう・・・?


私はただ仕事をしたいだけなのに・・・何故?


結論が出ないまま、私はこの人に抱かれるのだろうか?

くすっ・・・私・・・まだ、迷っている・・・


困惑の中、私の体はこの人の手に反応を始めている

なんだか、心が体から離れていくみたい・・・

心だけが冷静になるのは怖い・・・



一糸纏わぬ姿にされた私はどこへ向かっていくのだろう?

この人を嫌いではないけど、愛のない関係に落ちていく・・・


そう、落ちていくのだわ、私

どこまでも、どこまでも落ちていく・・・

辿り着く場所があるのか、ないのかすら、わからない・・・


全てが終わった後、私は後悔するのだろうか?

でも今は何も考えず、自分の体の反応を見ていたい


目を閉じて、愛撫を受け入れている私を、この人はどう思っているんだろう?

欲求のはけ口?新しい玩具?それとも・・・

私は束の間の関係にさえも心を求めているの?



あっ・・・違う・・・

彼の触り方とも違う・・・

よかった、思っているより優しい触り方をしてくれて・・・


だめ・・・そんなに優しい触り方されると・・・

声が出てしまうじゃない・・・

彼の手じゃないのに・・・甘い吐息を出してしまう私は淫乱なのかしら?


感じているの?私


ねぇ、ねぇ・・・もっと・・・と体が望むわ






お願い・・・もっと私を感じさせて・・・

迷いを忘れさせて・・・




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玲子の場合 第2章 ACT17 へ・・・

<ハロプロって・・・?>

つんく♂がらみの何かってことしか知らない・・・。

モー娘。と何か関係があるらしいって程度(笑)


ここに属しているのかどうかも知らないけど

松浦亜弥もつんく♂組らしい・・・・。



今日のyahooのニュースで見る限りではフライデーされたらしい。

年齢詐称疑惑と共に、このミュージシャンとの噂は

何年も前からファンの間では超有名だったらしい。



ハロプロ所属になる(?)安部なつみ

この前、盗作疑惑(?)で話題になったばかり・・・。


個人的には、こういう話しがyahooのTOP画面に載ること自体に疑問を感じるけど




所属事務所の大小や力関係もあるのかも知れないが

こういうのって、タレントの回りにいる大人の責任ってないんだろうか?



特に擁護する訳じゃないけど・・・

アイドルタレント本人は年齢も若く、経験値も低いだろうから

回りのスタッフにしっかりした人間を配置しておけば

写真を撮られないようにアドバイスするなり

製本される前に原稿チェックして「盗作にならない?」とかがわかって

こんな風に問題にされることもなっかったんじゃないだろうか?

と思う。



特に、なっちの盗作疑惑の時には

製本までに何人もの大人が原稿を下読みしてるはずなのに

誰も気が付かずに出版してしまったのには、別の意図があったのだろうか?


騒がれることでの話題性・・・?

イメージダウンになるのだから、確率は低そうだけど。



今回、あややのフライデーにしても

尾行をまくことくらい教えられるはずだし

年齢詐称疑惑にしても、もっと念入りにアリバイ作りをするなり

いっそのこと、実年齢を公表して(やり方と時期は慎重に考慮するとして)

好感度を上げることも可能なのでは・・・?と思う。



芸能界に限らず、身内のスタッフがしっかりしてないと

こういうハメになるのか・・・と言う見本に見えるのは

私だけでしょうか? ←だいだひかる風に








 ( -。-)スゥーーー・・・


























 (o>ロ<)o < アホと一緒に仕事したくないわ~~~~! 

と、アイドルタレントの代わりに叫んでみました(笑)




玲子の場合 第2章 ACT15

 料亭の離れの奥座敷には入り口が1つしかなく、間接照明の柔らかな光に照らし出された部屋の中へ1歩足を入れると、逃げ場がないように設計されているし、この部屋には簡単な防音装置も施されている。
 政治家の賄賂や密談も、料亭の中のこういった部屋でやり取りされるのである。

 和室に敷かれた真紅の布団の上には、枕が2つ並べて置いてあることに気がついた玲子は、昔テレビで見た時代劇を思い出した。
 親の借金のために拉致された町娘がお茶屋に連れてこられて、強欲な商人に悪代官へ賄賂として差し出され、嫌がる町娘を抱えた悪代官が奥の座敷に続く襖を開けて寝具の上に押し倒し、獣のような悪代官が生娘を陵辱していく・・・そんなシーンが、生々しく玲子の目の前の部屋で起きているように思えた。

 町娘を襲っている悪代官が、玲子には山下にも関根にも見える。
 専務の黒岩のように下品な笑い顔を見せる商人が、自分の置かれている状況も飲み込めずに怯えている町娘を、乱暴に部屋へ引き倒す。
「生娘ですから、お手柔らかにと言いたいところですが・・・お代官さまの思うがままにどうぞ。では、ごゆっくり・・・。」
 商人が脂ぎった顔で笑いながら部屋を立ち去ると同時に、悪代官は立ち上がり町娘の腕をつかみ、小脇に抱きかかえるように奥の部屋へ連れ込み、帯を解き、着物を引き剥がしていく。

「おやめください、お代官様・・・このようなおたわむれは・・・・・。」
 町娘の抵抗する声で更に興奮した悪代官は嬲るような目つきに変わり、逃げる町娘を追い回して楽しんでいる。

 悪代官に着物を乱され裾を捲りあげられた格好で、魔の手から逃れようと泣き叫びながらも部屋の隅に追い詰められた町娘が、長襦袢姿のままで露わにされた太股を左手で隠し、白い胸元まで開かれた襟元を右手で押さえ、「どうか、お許しください」と怯える目つきで振り返ったその顔は玲子自身だった。

 野獣と化した悪代官の力に町娘が敵うはずもなく、狼に襲われる寸前の野うさぎのように、自分の置かれている状況から逃れることも出来ず、町娘はただ震えるだけしかなかった。
 悪代官はこれ以上の抵抗を許さないかのように町娘の頬を平手で打ち据え、完全に抵抗を奪ってから、娘の腰紐を使って手早く町娘の上半身を縛り上げた。

 長襦袢の前身ごろを引き裂くような勢いで左右に掻き分けて町娘の白い裸体を曝け出すと、まだ誰にも触れられたことのない町娘の小ぶりな乳房の上下には腕ごと廻された腰紐が食い込んで、両の乳房を変形させていた。
 親に手を上げられたことさえない娘は、悪代官からの平手打ちで抵抗することを諦めたが、これから自分の身に起こるであろう淫靡で恥辱な世界の想像が出来ないくらいの幼さだった。

 恐怖の余り悲鳴も出せない町娘の口に手拭を押し込み、縛られて尖ったような形の乳房を弄繰り回した挙句、悪代官は淫猥な顔を近づけ薄紅色の先端を唾液で汚し、舌先で転がすように甚振り、小さな乳首の色が変わるほど吸い上げた。

 天井を見上げて涙を溢す町娘の固く閉じた内股を力任せに押し開き、まだ誰にも侵入を許したことのない固い蕾へ、悪代官がそそり勃つ大きな男根を押し込めると、蕾んだままの花びらに薄い血が滲んだ。
 濡れることさえ知らない蕾は、悪代官によって花開く前に花びらを毟られ、肉棒で無理やり抉じ開けられ、汚されたのだ。

 町娘は経験のない熱い激痛を秘所に覚え、少ない知識でも辱めとわかる行為に耐えられず、目を閉じ、眉間を顰めて気を失いそうになることを必死に耐えている。
 早送りで再生される画面を見ているようであり、自分が襲われたようであり、錯覚を起こした玲子の体が微妙に反応を始める。

 引き戸を開けて立ったまま、身動き1つしない玲子に関根は声をかけた。
「この部屋の意味はわかるだろう?」
 玲子は真後ろで関根の声がしたことに驚き、再生されていた画面が止まり、帯や着物が散乱していた和室が、整った寝具の現実の部屋に戻された。

 関根の言葉の意味はすぐに理解出来たが、玲子は返事に窮した。
 騒ぎ立てるほど若くもないし、出世と引き換えに関係を持つほど割り切れないし、関根が玲子を愛人として囲うほどの気持ちを持っているとも思えないし、関根は黒岩ほどの好色家でもないし・・・と、玲子は考えがまとまらず、返事が出来なかったのだ。

 こんな展開が玲子を待ち受けていると気がついていたら、山下は先に帰らなかっただろうが、この場に山下がいないことを玲子は少し恨むような気持ちになった。
 玲子は山下と関根が結託しているとは思っていないが、「こんな展開になったら・・・」と想像すらせずに帰ったであろう山下から見捨てられたように思えたのだった。

 玲子は振り返ると関根が側に立っている事はわかっているので、動くことも出来ない。
返事をしない玲子の体に、関根はまだ触れてこない。
 入社以来、プレッシャーやストレスを大して感じたことのない玲子は、この場の状況と 雰囲気に押し潰されそうになり、軽い眩暈を起こしていた。
 片手を引き戸に置いたままだった玲子は、辛うじて倒れずに体を支えていた。

「無理強いさせるつもりはない。」
 関根は悪代官のように、強引なやり方で手篭めにする気はないようだ。
 どうやって切り抜けようかと思案していた玲子は、関根のプライドを傷つけない理由を思い付き、振り返らずに聞いてみた。
「常務のご家族も利用される、ここで、ですか・・・?」

 ふっ・・・と関根が笑った。
「従業員の躾の行き届いたここだからだよ。」
 料亭の中での客の話題や、誰が誰とが連れ立ってきた等の話しが簡単に外へ漏れるようでは、料亭は営業してゆくことが出来ない。
 守秘義務を守れない料亭は一流と呼んで貰えないのだ。

 玲子が自分の意思で断ると、関根から昇進の後押しをして貰えないことも分かっている。
 課長への昇進を目指すことが、山下の期待に応えることになるのも十分に知っている。

 一瞬、彼の姿が玲子の頭の中を横切ったような気がした。
例え、体だけの関係だったとしても、関根に抱かれることは、彼の愛情への裏切りにもなる。
 彼に事実を知らせなくても、裏切ったという自分の中の背徳感は玲子の中で一生消えないだろう。

 相手が山下だったら、玲子もここまで悩むことは無かったはずだ。
 玲子の中の迷いは、無言のまま背中を向けている関根に伝わった。

「わかっているんだろう?」
 関根は玲子の背中を軽く押して、奥の部屋へと導いた。

 断る理由を口に出せない玲子は、結論の出せない歯痒さと、町娘の気持ちとの狭間で揺らめきながら、奥の和室への一歩を踏み出した。


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玲子の場合 第2章 ACT16 へ・・・

<ばかばかしいこと>

小さい頃、ハウスのプリンが好きでした。

100円ショップなんかで、今は5種類くらい見掛けるのを

それぞれ1箱づつ全種類買い込みました。

普通のプリン、キャラメルプリン、黒ゴマプリン

杏仁プリン、卵で作るプリン・・・

店に置いてある全部です、はい。



昔、子供の頃は1箱を家族の人数分に分けられて

一人あたりの取り分が少なかった記憶があって

「大人になったら、一杯食べたいもんだ」と思ってました。



5箱買って帰ってから、どうやって作ろうかと悩んだのですが

私の家にはプリン型の数がそんなに大量にあるはずもなく・・・。




この前の休みの日にふと思いついて

カップラーメンの入れ物に1箱分づつ作ってみようかと(笑)

そう、1箱分を1つのプリンに・・・。

しかも、5箱を一辺に作ったんです(←アホ・・・)



作るのは簡単なんで、所要時間は1時間未満。

カップラーメンの空き容器5つに入れて、冷蔵庫で冷やすこと2時間ちょっと。

((o(*^^*)o))わくわく



頃合を見計らって、パン皿の上に1つづつ丁寧にひっくり返します。

5つ全部をテーブルに並べた時は壮観でした。

あっ・・・画像がないので、お見せできないのが残念です。

_| ̄|○



そして・・・

食べました・・・。

全部・・・(←やっぱりアホ)

私一人ではなかったけど・・・。

お腹一杯になって、夕飯も食べられず、甘いゲップと共に・・・

ブラックコーヒーを飲みすぎて・・・



寝られなくなってしまった休日でした。

ヾ(_ _。)ハンセイ…



でも・・・

次の休日、何もすることがない人にお勧めです(⌒^⌒)b うん