びっくりして朝から泣きました…

まさか亡くなるなんて!
夢にも思わないとはまさにこのこと…

まだまだ若いのに…
本当に本当に残念で…


退団したのはもう18年も前になるのね
なつめさん(大浦)がきっかけで知り合った宝塚友達も多いから
もうなんだか昔からのお友達が亡くなったような…
そんな感じ…


なつめさんはダンスが得意なトップさんだったけど
もう本当に羽根があるみたいに軽やかで
見ているだけで気持ち良くなるようなダンスで
そんなダンサーは今いないです…

二番手時代だけど
「琥珀色の雨にぬれて」のルイが素敵で…
「またはないのさ…」ってセリフが流行っていたなぁ。

ガラじゃないと思われた「ベルばら」フェルゼンも
なんか今までにないフェルゼンで素敵でした。


なんだか
こういうの喪失感って言うんだね
きっと
何度か再演された「新源氏物語」だけど
田辺聖子さんが書かれた「新源氏物語」が原作。

田辺聖子さんは初演で源氏をやった榛名由梨の大ファンで
稽古の見学に来た時に恥ずかしくて顔が上げられなかった
っていうかわいらしいエピソードが!
いいなー。
すてきだなー。

もともとの原作はもちろん紫式部の「源氏物語」。
最近は「新源氏」じゃなくて
大和和紀の「あさきゆめみし」を原作にした舞台になりました。

同じ原作でちがう原作で違う演出家。
こう書くとなんて分かりにくい!!

なんか不思議だなーと思ったものです。
「新源氏」があるんだから「あさきゆめみし」じゃなくてもよかったんじゃ…
とも思ったけど
やっぱり時代にあってるのは「あさきゆめみし」なんだねー。
茶髪の朧月夜にはビックリしたけど
「あさきゆめみし」はすごくよかった!
何度も再演されている「うたかたの恋」
宝塚を代表する悲恋物語です!
柴田先生の名作です!!

とか書きつつ若干の疑問がなくもない「うたかたの恋」
名作というなら他にも色々あると思うんだ。
特にすばらしい物語ってわけでもない。
なんといってもトップスターと相手役ばっっっかり登場するもんだから
二番手三番手のファンだったらちょっとツライ。
トップさんのファンだったらとっても嬉しいけど。

ストーリーはとっても簡単で
「エリザベート」でもおなじみのルドルフ皇太子と
男爵令嬢マリー・ヴェッツラの悲恋物語なの。
ルドルフはもう結婚しておりますから
マリーと結ばれるわけがないのです。
マリーとルドルフはオペラ座で出会い、
恋をして、
秘密の密会を重ね、
やがて周囲の知るところとなり
許されない恋人ですから別れざるをえなくなり…
雪の降るマイヤーリンクで二人は心中するのです。

うん。
それだけ。
それだけなのです。
これが何度も再演されている「うたかたの恋」なのです。

なんでこんなに支持されるのかなー。
特に面白い話でもないのに。
でも自分の好きなスターさんが「うたかた」やるっていうとちょっと嬉しい。

なんでそんなに良いかって言うと
「うたかたの恋」って正に宝塚でしか出来ない作品だからだと思うの!
そして宝塚的な要素がいっぱい詰まっている作品だと思うの!
宝塚の魅力を最大限に引き出している作品だと思うの!

まず
素敵な王子様ルドルフ。
マリーの憧れの人。
学も深く、品もよく、でもちょっと暗い影があり
ときおり寂しそうな顔をなさる…
こんな完璧な王子様がいますか!
宝塚にしかいません!

そしてマリー
ただ一途にルドルフに憧れ
ルドルフに寄り添い
多くを望まず
「あなたとご一緒ならどこへでも」という
けなげな美少女マリー
これぞ宝塚の娘役ですよ!
ごれが出来ずして宝塚の娘役にはなれないですよ!

宝塚っていうのは
女性が男を演じる世界。
役になる前に、まず「男役」になってから役になるわけだから
娘役もまず「娘役」になってから役にならないと
そのバランスが崩れちゃうわけだから
時々変な感じの娘役がいるのって
その辺の娘役芸が分かっていないんじゃないかなー
なんて思うのです。

うたかたはトップの二人だけが美しければそれだけで
成り立っちゃうような作品!
それも宝塚のスターシステムがよく生きてて
良いような気がするなぁ。

だから
「うたかたの恋」は宝塚を代表する作品だと思うのです!