帰宅
こんなに早く家に帰れるとは思わなかった。
入院した時はもう家には帰れないのではないか?
そんな風に思っていた。
死ぬ準備もしていた。
遺品整理の時に家族に見られたら嫌なもの
全て捨てた。
くだらない物(エッチなビデオとか)や
大事な物 思い出の品や手紙
その準備はまだ無駄とは言えないけれど
家に帰るのをこれ程嬉しいと思った事はなかった。
我が家のご飯は美味しく
布団は暖かかった。
朝起きて枕の抜け毛を見て現実に引き戻される。
思い立った
剃っちゃおう
とりあえず家族に宣言してから剃る事にした。
ツルツルにするのは抵抗はある。
正直やりたくはない。
心とは裏腹に勤めて明るく
「もうめんどくさいから剃る事にした~」
と言って剃り始めた。
10分位で剃り上げた
今まで生きていた中で初めてのスキンヘッド
家族の反応はそれは笑ってくれますよ。
特に妹
大爆笑
こっちも笑っているけどね
心は暗い
まぁここまでは予想の範囲内ですよ
妹が電話で従姉妹と喋ってて
スキンヘッドにした事を言っているらしい
妹「従姉妹が見たいって言ってるから写真撮るね~」
はっ((((;゚Д゚)))))))
この人達にデリカシーと言う物は有るのだろうか?
強制的にハイチーズ
後で現像された写真を見たら俺は笑ってた。
本当は死にたいような気持ちだったけど
無邪気さは罪です
ある人は知り合いが悪性のリンパ腫になって十年後に死んだ事を母に教えていた。
そんな事あったとしても母に言わなくても良いのに。
また母も私に言わなきゃ良いのに
無邪気さは罪です。
