表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 待ちに待った文庫化。相変わらず若林さんの物事の見方には共感する点が多くて親しみが湧きます。ただし、人や物に対して深く思いを巡らせる余裕が私にはない。つくづく自分は周りに無関心なのだと痛感しました。すれ違うモノにすら目を向けず、何も発見がないまま生きている。