No.1

今日からブログを書き始めてみようと思う。



といっても日記のように感じたことを残しておきたいと思ったから。黒歴史になりそう笑


テスト週間にも関わらず、
湊かなえ著の 「告白」を読んだ。


ずっと読んでみたかった小説のひとつであったのでやっと読めたという感じ。



軽く図書館で読んでみたら、止まらない止まらない止まらない!
そのまま借りて2時間かからず読み終えてしまった。普段は空き時間に読むという感じだなのに、今回は全てぶっ通し。
先が気になって気になってしょうがなかった。



私が今までこの本すごい!っと思ったものには共通点があって、「伏線をはって、最後に全て繋がってくる本」
三秋縋著の「いたいのいたいのとんでゆけ」などまさにそれで、鳥肌がとまらない。
今回の「告白」も鳥肌がとまらなかった。


登場人物、被害者加害者傍観者関わらず、皆寂しくて悲しくて儚いんだなと思った。
皆、ちょっとでも褒められたり、頑張ったねって言って認めて貰えるだけで変わった人生だったり、相手の気持ちを憶測だけで捉えてしまって気持ちのすれ違いが起こっただけだったり、、
人間の弱さがたくさん出ているのだと思った。 

下村くんなんて特に可哀想だと感じた。(一個人の意見です。)認めてもらいたい、褒めてもらいたいそんな気持ちでいっぱいで、周りを気にして生きていた優しい少年。病み、狂い、認められたと感じていたのに裏切られたり、母だけは味方だと思っていたのに1番言われたくない“失敗作”であると言われたり。可哀想で。とてもとても、悲しい。



感情移入しやすくて、初めから終わりまで剛球してしまった。
ラストがとてもびっくりする終わり方だった。
ゆるく優しく終わるのではなく、ピアノで言うならフォルテッシモで終わるという感じで格好よい終わり方であった。



素敵な本 。私にはとても書けないなって。 
すごいなって。思いました。
 



テスト週間だけど読んでよかったな。
(余韻で寝れなかったけど。)




ゆるり。